お気に入りの書籍紹介『ギークマム』


こんにちは、Gaji-Labo 山岸です。Gaji-Labo Advent Calendar 2014、6日目のエントリです。

本日ご紹介するのは、『ギークマム ―21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア』。みんな大好きオライリー・ジャパンから発行されている本です。

書籍写真
素晴らしいギークライフを!

すべてのギークなママに

ママに、とは言いますが、実はちゃんと父親版もあります。というより、元々は WIRED ではじまった「GeekDad」という父親向けブログが先なんだそうです。その後に「GeekMom」が開設され、2013年にそれぞれが独立。その時の開設メンバーが本書を執筆しているそうです。

ジャンルも幅広く

ギークと一口で言っても、様々なジャンルがありますよ。しかし、本書ではバッチリ広くフォローしています。「コミック・ヒーロー編」「知育・家庭教育編」「IT・ゲーム編」「科学・実験編」「料理編」「手芸・工芸編」。これなら、応用することも組み合わせることもできますね。

非オタクのママとのつきあい方

思わずフフッとなってしまうのが、ギークママが非オタクのママとつきあう際の心得を示した、「未開の地へと踏みだそう」というキャッチコピーではじまる章です。

一方的な会話は避けること、無難な会話を心がけることなどが「初歩的なことだよ、ワトソン君」とばかりに語られます。

そんなことをしたら、彼女の家で『スター・ウォーズ』が出入り禁止となることに一役買ってしまいます。

という戒めもあれば、

いよいよ手に負えない事態になっても大丈夫。まだ最後の切り札「ちょっとお手洗いに」が残されています。

という天の声もあり。ありがたいことです。ありがたいことです。

家族一緒に楽しめる素晴らしさ

自らの愛する世界と身近な素材でワクワクを生み出す。そんな毎日を送ることができたら、最高だと思います。ましてや家族と一緒に楽しむことができるなんて!

ギークであるとは、何かに対してひたむきになれるということです(たいていはごく一部の人にしか理解できない深いレベルで)。
それがマンガであれ、ファンタジーであれ、SF、はたまたコンピュータであれ、あなたの持つ情熱を我が子と分かち合うなんて、素晴らしいではありませんか。
私は、人は誰もが、ギークに生まれついたのではないかという気がしています。
子供のころは誰だって、感動と驚きに満ちていたのですから。
そして運がよければ、大人になってもその気持ちをなくさずにいられるのです。

引用で述べられているように、ひたむきな情熱を家族で分かち合うための種がたくさん詰まっている一冊であること間違いなし。繰り返し眺めて使えるアイデア集だと思います。

非オタクの方々とのつきあい方も頭の片隅に置きつつ、みんなで素晴らしいギークライフを送りましょう!

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投稿者 Yamagishi Hitomi

主にサービスデザイン案件や新規事業・スタートアップ案件を担当し、サービスデザイナー/プロセスファシリテーターとしてビジネスとデザインが密接な領域で活動。柔軟なプロセス設計を持ち味にして、チームの成果と成長に貢献しています。社内ではメンバーが健康に働ける環境の整備やひとりひとりの成長のためのしくみづくりなどを担当。おいしいコーヒーを買ってくる担当もやってます☕