お気に入りの書籍紹介『のりものかけちゃうよ』
こんにちは、Gaji-Labo 山岸です。Gaji-Labo Advent Calendar 2014 14日目のエントリ、土日にかけてのゆるっと絵本シリーズです。
今回ご紹介するのは『のりものかけちゃうよ (エンバリーおじさんの絵かきえほん)』という、ちょっと変わり種の絵本。ストーリーがあるわけではなく、ひたすらお絵かきの手順が示されています。
絵描き歌感覚で描けちゃう
乗り物の基本パターンが収録されていて、そこから描き足しのバリエーションが生まれる感じなのですが、これは楽しい。なんかわかんないけど、描けちゃう。
絵をかくことは、とても楽しいことです。でも、だれもが楽しめるわけではありません。絵はまったくかけないと思いこんでいる人が多いからです。エド・エンバリーのかきかたをまねてみましょう。だれでもすらすらと絵がかけるようになります。それに、絵が苦手な人ばかりではなく、画家になろうと思う人にも、しっかりした基本が身につきます。さあ、汽車や電車、トラックやトレーラーなどののりものを、つぎからつぎへとかいてみませんか?
そう、真似るだけで描けちゃうのです。
百聞は一見に如かず。描いてみます。何気なくわかりやすい線を引くだけで、いつの間にか形になっているのがわかると思います。
じょうききかんしゃ
蒸気機関車の基本パターンを真似してみました。
あかいはしごしゃ
大型ボンネットトラックの基本パターンの真似に、はしご車のパーツを組み合わせてみました。
本格的ではないけれど、ちょっと役に立つ
日頃、HCDの手法などでスケッチやクロッキーをする機会があります。そんな時に痛感するのが、乗り物系の形ってシビアだな… ということです。なんかわからないけど、描けない(笑)。
そんな時に、絵描き歌感覚でささっとデフォルメされた線が引けるようになれば、とってもいい感じ。楽しいだけでなく、実はデザインの現場にとっても、なかなか実用的といえる絵本なのです。動物などのシリーズもあるようなので、そちらも楽しそうですね。
楽しさ半分、本気半分、だまされたと思って手に取ってみてはいかがでしょうか?