オフィスのプロトタイプ:第1回「Gaji-Laboにとってのオフィス」
こんにちは、Gaji-Labo 山岸です。
弊社、今年の1月に引っ越しをしました。どんな風に引っ越しプロジェクトを進めたのか、引っ越し後はオフィスをどう活用しているのか… などなど、お伝えしたいことがたくさん。
あらためて Gaji-Laboにとっての「オフィス」について整理して、何回かに分けて書いていこうと思います。
オフィスはツールのひとつ
実は Gaji-Labo にとって、オフィスはツールのひとつでしかありません。なぜそう言い切れるのかというと、立ち上げ時はオフィスのない会社としてはじまった会社であり、どこで作業をしてもよいというルールがある会社だからです。
それはオフィスを持ってからも、基本的には変わっていません。ただ、私たちにとってのオフィスの役割そのものが少しずつ変わってきていると感じています。
少しずつ変わってきたオフィスの役割
会社ができたのが2010年10月。はじめてオフィスを持ったのが2011年9月。その後、数年間のオフィスおよびオフィス外での活動を通して、そこで起こるたくさんの行動や状況を実感し、観察し、共有し、蓄積してきました。
オフィスを持ってからも、最初の数年間はどちらかといえばまだオンラインでのやり取りを促進する形を優先しており、オフィスはインフラとして機能する物理的な場であれば十分でした。
オンラインでやり取りすることが当たり前になり、通常業務に支障がなくなればなくなるほど、オフィスで対面している時間に起こることはすべてが意味を増してきます。
はじめてのオフィスから新しいオフィスに移転計画が持ち上がったのは、2014年の中頃。実行に移す前に、まずはメンバー間でどんなオフィスで働きたいかを考えるワークショップをしてみました。
ワークショップの中で挙がった内容を踏まえてみると、今後メンバー同士がもっとよい形でコラボレーションしていくために、オフィスを作業場所以上の場所にしていくことが大きな課題だと感じました。
それが実現できれば、オフィスの持つ役割と価値がひとまわり大きくなるということもわかってきました。こうして言ってみると当たり前のことのようですが、それをメンバーが自分事として実感できるかどうかは大きいと思います。
ツールとしてのオフィスにはプロトタイピングが必要
課題を乗り越えていくために、Gaji-Labo ではオフィスの継続的な改良を考えています。自分たちのツールとしては、まだまだ Gaji-Labo オフィスはプロトタイプの段階なのです。
レイアウト、置く什器、使う道具など、少しずつ改良のサイクルを回しながら、自分たちにとって最適なオフィスの形を作っていきたい。オフィスの中に自分たちを押し込めるのではなく、自分たちにとっての器を自分たちで作り変えていきたい。
引っ越しという大きなタスクは終わりましたが、オフィスというツールを楽しく利用していくためのプロトタイピングは、これからが本番だと思っています。
次回は引っ越しプロジェクトにあたってどんなワークショップをしたのか、どんな結果になったのかを書きたいと思います!