見積もりポーカーでチームビルディング
こんにちは、Gaji-Labo 広報の森田です。 この記事は Gaji-Labo Advent Calendar 2015 21日目の記事です。 弊社はメンバー全員がお客様の窓口になります。 なので、新規案件の見積もりもメンバーがそれぞれ行います。 その際に「見積もりポーカー」を使い、見積もりの擦り合わせをしています。
見積もりポーカー(プランニングポーカー)とは
アジャイル開発プロジェクト管理用語。Mountain Goat SoftwareのMike Cohn氏が考案した見積もりゲーム。プランニングポーカーは、各ユーザーストーリーの見積もりをチームアクティビティとして行うために用いられる。プランニングポーカーでは、チームが集まって一度に1つのユーザーストーリーをレビューする。ストーリーが示されると、チームはそのユーザーストーリーについて話し合い、自分のデッキから、作業見積を示すカードを出す。チームが合意に至るまで、全員が見積もりを示し、議論することを繰り返す。
見積もりポーカーのやり方
ざっくり言うと、それぞれが思うポイント(工数)を提示して相違があった場合はディスカッションをして擦り合わせをするものです。
以下、– プランニングポーカーかんたんガイドから引用させていただきます。
1. ベースライン
基準になるバックログ項目を決める。
全員が知っていてあまり大きくないもの2. 次の項目を選ぶ
次に見積もる項目を選び、ベースライン項目を規模”2″とした場合に、どのくらいの規模と考えるか各自カードを選びます。3. カードを場に出す
各自選んだカードを、同時に場に出します。
この時点で意見が一致していれば、その項目は見積もり完了。4. 見解を述べる
一番大きなカード、一番小さなカードを出した人は、その理由を話します。5. もう一度カードを出す
意見は簡潔に、短時間で各自カードを選び直し、同時に場に出します。
意見が一致すれば、その項目は見積もり完了。6. 3回で切り上げる
3回カードを出しても意見が一致しない場合は、
1. 大きい方を採用
2. 平均値を採用
のどちらかの方法で値を決めます。
ガジラボ式見積もりポーカー
ガジラボとしての見積もりポーカーをする意味は大きく2つあります。
1. 見積もりの擦り合わせ
弊社メンバーはデザイナー、フロントエンドエンジニア、Railsエンジニアと、スキルセットがバラバラなので、想定する工数に誤差は生じます。 見積もりポーカーにより、違うフィールドから意見が聞けプレーンな見積もりをすることができます。
2. メンバー間でのプロジェクト内容把握
見積もりポーカーをするために、プロジェクトのタスクを細分化します。 そのためメンバー全員がプロジェクトの詳細を把握でき情報の共有をはかれます。
まとめ
見積もりポーカーは案件開始の見積もり時だけでなく、振り返りでも工数の見直しなどで使えます。 KPTなどと合わせてやると、以後に繋げる有益な振り返りができるでしょう。
コミュニケーションツール、ゲーミングツールとしても有効な見積もりポーカー。おすすめです。