人と人の関わる活動を最大化する仕事
こんにちは、Gaji-Labo コーヒー部長の山岸です。
この記事は Gaji-Labo Advent Calendar 2015 – Adventar 25日目の記事です。
山岸の仕事
山岸は現在、ワークショップデザイナーという肩書で仕事をしています。どんなことをやっているの? とよく聞かれるので、今回はそれをちょっとまとめてみたいと思います。簡単に言うと、人と人の関わる活動を最大化するための仕事、です。
一般的には、「会議を円滑にすること」とか「グループワークの進行をすること」とか「仲良く活動できるようにすること」と思われがちです。もちろん結果的に会議が円滑になったり、仲良く活動できるようになるという副次的な効果も生みますが、しかしそれらは本質的ではありません。
「人と人の関わる活動を最大化すること」、それが山岸の仕事の本質です。
ゴルディロックス条件を探る仕事
エクリというメディアで上野学さんが書かれた『エントロピーとデザイン』という記事があります。デザインとエントロピーについて書かれた示唆に富む記事なのですが、その中でエントロピーの法則に反する現象はゴルディロックス条件が満たされる時に起こる、と述べられています。(それぞれの詳しい説明は Wikipedia のエントロピーおよびハビタブルゾーンの項をご覧ください)
例えば地球に生物が現れたのは、恒星から近すぎず遠すぎず適度な量のエネルギーがあったこと、適度に多様な化学元素と化学反応があったこと、適度な水があったこと、そういったゴルディロックス条件が満たされたからなのである。
とあり、以下のように続きます。
このように、環境的な変数がある閾値を超えることで、世界には段階的に秩序がもたらされ、構造化されていく。
ワークショップデザイナーとしての山岸の仕事は、この「環境的な変数」をいかに捉え、ゴルディロックス条件を満たすために何が必要かを考える仕事ということになります。つまり各現場ごとに違ってくる協働・共創時の条件や、当日参加する人々の属性、コンディションなどを踏まえ、どんな場を考えるのです。
業種や課題を限定しない仕事
人と人の関わる活動を最大化することには、業種の壁があまりありません。人と人が一緒に何かを作ろう、生み出そうとしている場であれば、どこにでも行きます。
ゆっくり長い時間かけて作り上げていく現場もあれば、瞬間的な爆発力を必要とする現場もあります。それらの振れ幅が大きいことが私のモチベーションにもつながっています。
今は福祉施設系のお仕事なんかもしています。エントロピーが増大しがちな環境の中で、職員さんたちと一緒に共創を続けているところです。コンセプトやブランディングを一緒に作ってきて、来年はショップ併設の小さなカフェがオープンする予定。皆さんの思いが形になるのを見るのはうれしいです。
Gaji-Labo を作る仕事
もちろん弊社 Gaji-Labo の内部的な仕事も山岸の大事な仕事であり、大きな割合を占めます。Gaji-Labo の中でどんな協働の形を探っていくかという課題は、きっと一生答えが出ない命題だと思います。メンバーの生活に責任を持って経営をするということにはそれなりの苦しみもありますが、山岸にとってのいちばん大きな仕事は Gaji-Labo が作られていく過程を下支えすることだと思っています。私が作るのではなく、みんなが作る Gaji-Labo です。
以前はやれなかったことがやれるようになってきたり、また新しい出会いがあったり、環境変数はどんどん変化します。Gaji-Labo は変化を歓迎する文化なので、変化ありきで楽しんでいける力がもっともっと育つようにしたいところです。
いろいろな形を試しながら、来年もがんがんやっていきたいと思います!
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