チーム開発では自分の現状を実況せよ
Gaji-Labo Advent Calendar 2019 13日目、Gaji-Labo 横田です。こんにちは。
前回のこまめな進捗の共有から始めるチーム開発に続き、HTML+CSSコンポーネント・Javascript・Rails viewまわり等フロントエンドのチーム開発に不慣れな人にむけて、今回はもうちょっと共有する内容と手法を深掘りしたいと思います。
自分の現状を実況で共有する
チーム開発に不慣れな人がなにかで悩んでいる時、弊社ではよく「まず実況してみたら?」というアドバイスが飛び交います。
ここでの実況とは、自分の思考や作業の途中経過をダダ漏れにして、現状を可視化すること。進捗の共有で、ただタスクの何割が進みました / 遅れていますという結果の報告をするだけでなく、
- 自分はこれをこう解釈した
- 自分はここまでは把握した
- こう考えたから、こうしてみた
- ここにハマってつまづいている
- この過程の途中から分からない
- 試した内容はこれ
などなど、考えていることや作業の過程を独り言感覚でチームに進んでシェアするイメージです。
途中経過をオープンにすると、できないと思われたくないなとか恥ずかしいなとか迷惑かなとか考えて、初めは勇気がいるかもしれませんが、実況するメリットを説明しましょう。
一人では気づかない問題に気づくきっかけになる
一人でタスクを抱え込んでいた結果、あとになって他の人が問題に気がつき、修正するのが大変なボリュームになっていたり、五月雨式に取りこぼしを指摘されたり、軌道修正自体が困難なタイミングになってプロジェクト全体の進捗に影響させてしまう。チーム開発に不慣れな人にはあるあるかも?しれませんね。
プロジェクトマネージャーやリーダーからの指摘で初めて、そもそも分かっていないことに気づいていなかったと認識することもあるある、かもしれません。
こまめに途中経過を実況していると、こうした一人では気づきにくい懸念点やミス、そもそも理解不足だったり勘違いにチームで気づくきっかけを作れます。
実況からチーム内コミュニケーションを活発にできれば、問題になるかもしれない点を自己判断で埋もれさせず、抜け漏れや齟齬、合意をどこでとるかなど課題が早期に浮き彫りになり、手戻りも少なくできるでしょう。
まずは、プロジェクトにジョインした直後やアサインされたタスクに着手する前に、自分が把握した内容の実況からスタートするのがおすすめです。
一人でつまづいた問題の解決の糸口になる
一人では解決が難しくて手が止まっていても、すでに他の人が別の機会に別の方法で解決しているかもしれません。
実況のポイントとして、困ったりハマっている詳細だけでなく、トライアンドエラーの途中経過を実況すると、他力本願にただ教えてというのとは異なる、適切なアドバイスをもらえたり相談できるきっかけを作ることができます。
自分のスキル不足は自分で学び補うものですが、出来ないことや失敗したことでもオープンに実況することで、すでにそのスキルを持っている人から理解の根拠となりそうな知識を引き出せるチャンスとなることもあるわけです。
まとめ
隣で仕事をしていてもリモートでも、自分の途中経過をオープンにすることはチーム内でのコミュニケーション活性化と認識すり合わせへの一助となります。
それが結果としてチーム全体でプロジェクトのゴールにたどり着くための高速前進につながるので、なにはなくとも実況してみる、おすすめです。
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