情報共有から見るチームの健全性
【言い訳】この記事は主に Gaji-Labo メンバー向けに書いています。
社内で情報共有の流れが活発化しはじめているので、このタイミングで普段思っている情報共有の話を何回かに分けて書いていこうと思います。
色んなチームの開発に参加していると気になることの一つに、メンバー間の情報共有がどのくらいフラットになっているかというのがあります。
外部から見て健全なチームと歪なチームとでは何が違うだろうかと考えたとき、よく思い出すのが “何か” を「知らない人」と「知っている人」に分かれるシーンです。
健全なチームは「知らない人」と「知っている人」がある程度持ち回りになっていて知らない事にも適切な理由付けがあったりします。
一方で歪なチームでは常に知らされてない人が固定化されていたり、知っている人と知らない人の差に合理的な理由がなかったりします。
そういうチームではメンバー全体の足並みがそろわず心なしか進捗も遅い印象を受けます。
フラットな情報共有文化を獲得する一歩
情報共有の文化を根付かせるには、まずは全員から見えるところでの情報の流通量を増やすことが大事です。
情報の流量を増やし・適切に参照し・流れに乗れてない人を即座に拾い上げる習慣をつくれれば組織文化は大きく変わると思っています。
新規で入ってくる人、長期間離脱していて復帰した人、ちょっと忙しくて情報が拾いきれてない人を見かけた時、まわりがその人に情報を手渡すようにしましょう。URLを指し示したりチャットのログを引用するだけでも十分です。
次に仕組みでカバーできないかを考えます。優れたドキュメンテーションだったり、適切なタイミングでのリマインドだったり、適切に情報が共有できているかの確認ステップをファシリテーションに取り入れたり。
そうやって情報共有していく姿勢をお互いに見せ、作法や仕組みを作っていくことで情報共有をフラットにしていく文化を根付かせることができると信じています。
また情報が閉じたところに滞留するような振る舞いを避けましょう。
なんとなく対面でのみ情報を開示してしまったり、DMに頼ってしまったり、おもに全体への情報共有が二度手間になるようなコミュニケーションは減らしていく必要があります。
一対一でのコミュニケーションでも他から見えるような場所で行うことで、あとから参照を示しやすく相手によって意図や意味が若干違って伝わってしまう事も避けられます。
次回のはなし
今回は Gaji-Labo のチーム文化をよくしていくための切り口として情報共有について課題提起をしてみました。
平時から比較的フラットな情報共有が行われている組織だと自認していますが、人が増えていきみんなの意識が薄まるとあっという間に壊れるものだとも思っています。これを機にまとめてみました。
ポジティブに情報の流通量を増やして良い文化を磨いていきたいと思っています。
次回は「情報の非対称性がもたらす危険」と、とくに大切だと思っている「オンボーディングの設計」についてまとめたいと思います。
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