ブログを書くための壁打ち文化ができつつある話


こんにちは。neotag です。
ブログをリニューアルしてから Gaji-Labo スタッフ全員で営業日は毎日ブログを書き続けています。
人数の少ない Gaji-Labo 社内でも、もともとアウトプットの習慣がある人もいればそもそも文章を書くことが苦手で外に発信することも得意ではない人もいて、最初の頃は1記事あげるのにもみんなで泣きそうになりながら書き上げていました。(これを書いている今も僕は半泣きです)

それでも2ヶ月ちょっと続けてきたことで社内の取り組み方が少しずつ変わってきたので、今回はそのあたりを報告します。

一人で抱え込まない

冒頭で書ける人もいれば苦手な人もいると書きましたが、たぶん僕はとくに書く習慣がない側でアウトプットが苦手な人間です。
書けない理由をあげればいくらでも出せる程度には。

  • ネタが無い
  • ネタがあっても何を主題にすればいいのか分からない
  • 書き出しが思いつかない
  • オチがつけられない
  • 流れが作れない
  • 書いてみたけど何が言いたいか自分で分からない
  • etc…

最初の頃は相談の仕方もわからないので真っ白なエディターの前で身動きが取れなくなる事も多かったです。
きっと僕だけじゃなくて他のメンバーもそうだったんじゃないかと思います。

でも、毎日ブログ記事を出すことは会社の方針として決めたこと。一人で悩むのではなく社内全体で相談しながら取り組んでいこうという流れが徐々に形成されてきました。
最初のうちはアウトプットが得意な人が聞き役になって壁打ちをすることでこまめなブレイクスルーを行い、そのやり方を見たまわりも徐々に相互の壁打ちを行うようになりました。

その結果、ネタの出し方・膨らまし方・削り方・整え方がみるみるうちに効率化されてきた気がします。
一人で書こうとするのをやめるだけでここまで進むとは思いませんでした。(それでもヒィヒィ言いながら書いてますが)

この記事もあの記事も壁打ちから生まれた

前回書いた優先順位の考え方が変わった話と Gaji-Labo 9年間の反省でも山岸に壁打ちしてもらいながら書き上げました。

僕はいつも「なにかしら言いたいことが複数ある」という状況からスタートして何を一番書きたいのか、どう書けばそれがうまく伝わるのかが分からず苦労しています。

優先順位の話を書こうとした前回の記事では、「考え方が変わった」けど「動きは変わってない」という中途半端な状態でどう話をつなげていけばいいのかが分からず悩んでいました。

山岸が聞き取りながら整理したストーリー

それを一個ずつまとまりのない状態で山岸にぶつけると、山岸は時系列にならべながら何がどこに繋がったのかをホワイトボードに整理してくれました。
山岸からはいくつかの質問と「書くにはこうしたらいいのでは?」という提案があり、ホワイトボードには僕の頭のなかにあったはずのものが書かれています。

僕(あー、こうやって書けばいいのね・・・。なるほど。)

自分ひとりでは糸がからみあってこんがらがってしまったものを、第三者視点で切り分けてもらうことで一つの記事になっていくのは本当に助かります。
ちなみにこの相談のときに「次回このやりとりを記事にすれば」という話が出て今これを書いています。一石二鳥だ。

ボトムアップではじまった壁打ち

例にあげたやりとりは登場人物の僕も山岸も Gaji-Labo の創業者なのでボトムアップ要素が見えませんが、実はこの壁打ちはマネジメント層がスタートさせたわけではありません。

アドベントカレンダーで記事を出していくにあたり、どうやったら書けるだろうかという会話がメンバー間からはじまり、書き手と読み手で別れてアイデアを整理したり普段書き慣れている人が書くコツを伝えることで壁打ちの流れが徐々に出来てきました。

山岸のような図解スキルが全員にあるわけではないですが、それぞれのスタイルで協力しアウトプットもチームで取り組めるようになったなと感じています。
ここからどんどん磨いて量・質ともに読み応えのあるアウトプットが出来る組織になっていきたいです。

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投稿者 Harada Naotaka

受託と事業会社の両方を経験し、沢山の事業を見てみたい気持ちで Gaji-Labo を共同創業。普段は雑用やったりプロジェクトマネジメントやったり、たまにフロントエンドのコードを書いたり。直近は Gaji-Labo をデザイン会社に転換していく課題に挑戦中。期待値コントロールにステ全振り。