Netlify の Deploy Previews 機能を使ってプレビュー環境を自動で生成して確認する
こんにちは、Gaji-Labo アシスタントエンジニアの石垣です。
今回は Netlify の Deploy Previews 機能についてまとめたいと思います。
Deploy Previewsとは
ホスティングサービスである Netlify には Deploy Previews という機能があります。
Netlify のプロダクトページにも挙げられている Netlify の売りの一つとも言うべき機能で、GitHubなどの連携したリポジトリに変更が push された際に、自動でプレビュー環境を作ってくれるというものです。
標準で有効となっており、Netlify とリポジトリを連携させればすぐに使えるようになっています。
プレビュー環境はリポジトリに push された時点でビルドされます。PRを立てた場合にはGitHub Actionsでビルドの経過が可視化され、完了後にリンクが表示されます。ただし、後述する設定次第ではPRを立てても生成されない場合があります。
Deploy Previews の種類
Deploy Previews には2種類あります。
1.ブランチごとに生成されるDeploy Previews
リポジトリにブランチを作成、または更新した時にデプロイが走ります。これは{ブランチ名}--{ドメイン名}.netlify.com
のURLでアクセスが可能です。
2.PRごとに生成されるDeploy Previews
PRを立てた、または更新した時にデプロイが走ります。これはdeploy-preview-{PRのナンバー}--{ドメイン名}.netlify.com
のURLで生成され、PRからリンクを辿ることができます。
Deploy Previews の設定
Deploy Previews の詳細設定はSettings > Build & deploy > Deploy contexts
から設定することができます。
デフォルトでは以下のように設定されています。
各設定項目を解説すると、
- Production branch: 本番環境に相当するブランチを指定します。これは以降の設定で必要になります。
- Deploy previews: Deploy Previews 機能のオンオフを選択します。
- Branch Deploys:
- All: 全てのブランチ、またはPRで Deploy Preview を作成します。
- None: Production Branch か、もしくはマージ先が Production Branch となっているブランチで Deploy Preview が生成されます。すなわちマージ先が本番以外になっているPRでは Deploy Preview が生成されません。
- Let me add individual branches: Production Branch に加え、個別にプレビュー生成したいブランチを選択できます。
注意点
この Deploy Previews 機能ですが、一旦生成されたプレビューリンクを消すことはできません。このため、プレビュー環境の取り扱いには注意が必要です。
Pro 限定の機能ですが、 Basic 認証を掛けることは可能です。ただし、Netlify CMSを使っていないことが条件となります。(Netlify CMSとの兼ね合いについて詳しく知りたい方はNetlify CMS で Deploy Preview にBasic認証が掛けられないもご覧ください)
まとめ
今回は Netlify の Deploy Previews 機能についてまとめました。Netlify を使うにあたって参考にしていただけると嬉しいです。
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