どんな要素がチームの中で影響を与え合っているのか、発言量や行動量で考えてみる
こんにちは、Gaji-Labo 山岸です。
最初に書いておくと、今回のトピックはまだ考えはじめたばかりでまったく結論は出ていない話です。複数のチームを見ていて感じたことや、自分の周囲で散見される課題感をもとに、今考えていることをまとめてみようという感じです。
生煮えも生煮えな話ですが、どんな要素がチームの中で影響を与え合っているのか、何回かにわけて発言量や行動量で考えてみようと思います。
ある架空のチームをもとに考える
今回の内容を考えるにあたって、ある架空のチームを設定しました。AさんからFさんまで6人で動いているチームで、それぞれのメンバーは以下の表のような動きかたをしています。
Aさんは思考量・発言量・行動量・協調量がどれも多く、そして目に見える成果も上げています。Bさんは思考量が多く、協調をして成果につなげています。Cさんはあまり思考しないけれど発言量と行動量が多く、単独で成果を上げています。Dさんは思考量が多く、Eさんは行動量と協調量、Fさんは思考量と発言量が多いタイプです。
チームが問題なく動いている場合
チームが問題なく動いている場合、仕事に没頭している人や熱意を持って動いている人、活力に溢れている人などが目に見える成果を出しやすいのではないでしょうか。このチームではAさんBさんCさんが目に見える成果を上げています。
Aさん「仕事に没頭できて楽しいな」
Bさん「熱意ある人のサポートができてうれしいな」
Cさん「他の人はともかく自分が動ければ成果になるだろう」
Dさん「どうしたらいいんだろう、考えなくちゃ」
Eさん「みんなと動いていれば大丈夫だろう」
Fさん「何か言っておかなくちゃ」
自分の仕事を楽しんで夢中になっているメンバーは、自分が仕事に集中しながらも他の人にいい影響を与えている状態。仕事に強く関与しながら挑戦の感覚を持ち、意欲を持って取り組むエナジーはチーム内に影響を与え、その影響によってポジティブに動けるようになるメンバーもいます。
チームの動きがなんとなく噛み合わなくなってくるのは…
そんなチームが噛み合わなくなってくるのは、ネガティブな要因が現れてきたとき。それぞれの動きに対してお互いに不満を持ったり、自分の動きかたと違うメンバーに疑問を持ったりしはじめると、様々な影響が出てきます。
Cさん「Fさんは口ばかりで自分から全然動かないな」
Dさん「Eさんは何も考えていないのに動くから失敗するんだ」
Eさん「Cさんばかり自分勝手に動いて成果を独り占めしているのはおかしい」
Fさん「自分はがんばって発言しているのに、なんでDさんは発言しないのか」
そうした状況を放っておくと、ポジティブな影響力を持っていたメンバーのエナジーも減少していくのではないでしょうか。
Aさん「あれ、なんだか自分が出しゃばりすぎているから、みんなが引いているのかな?」
Bさん「もしかして自分のサポートがうまくできていないからAさんが動けないのかな?」
などなど、考えなくてもいい雑念やノイズが多くなりすぎて、やるべきことに没頭できない状況が生まれていきます。そのことによって活動量が減少すると、熱意や活力も目減りする、もしくは目減りしたように見える状態になるのだと思います。
発言量や行動量から何を見ていけばいいのか
冒頭にも述べたように、何か答えがあって書きはじめた記事ではありません。しかし、発言量や行動量をヒントに、チーム運営の助けになる要素を見つけ出せないかなぁという今の着目点を残しておこうと思い、書きました。
ひとまず今回はここまでで終わりにしたいと思っていますが、進展があればまた書いてみます。同じ課題感について考えている人、悩んでいる人とお話する機会もあればいいなと思います。
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