1コマ10分メソッドでワークショップのアクティビティをさくさくシミュレーション!
こんにちは、Gaji-Labo 山岸です。シリーズで書いているワークショップデザインの話、ここまではアクティビティを実際に設計する前のコンセプトとアウトカムの整理について書いてきました。
今回はちょっとしたTIPSとして、アクティビティのシミュレーションをさくさく進めて設計に集中するためのメソッドを紹介します。
ワークショップのワイヤーフレームみたいなものを作る
アクティビティについて練る際、全体像を把握した状態で時間配分を考えることが大事になってきます。どんなときでもそれは変わらないので、取っ掛かりのフレームを作って機械的に考えるようにしています。
例えるなら、デザインで言うところのワイヤーフレームみたいなものをワークショップのアクティビティでも作ることができるのです。この作業をするとしないとでは大違い!
ふせんを使って10分単位で考えるルール
ルールはシンプル。ふせんひとつを10分として考えていくだけ。5分とか3分などの短い時間で考えず、1アクティビティには10分かかる想定で組んでいきます。
- 必要な枚数を並べる(3時間なら18枚)
- 最初と最後は必ず「オープニング/クロージング」に当てる
- あらかじめ「休憩」のコマを作っておく
上記の準備ができたら、ふせんにアクティビティのざっくりしたタイトルを書いていきます。「休憩」のふせんを必ず間に挟み、必要があれば前後に移動させながら書き込みます。
1コマ10分メソッドでシミュレーションするメリット
設計初手に1コマ10分メソッドを用いてアクティビティの書き込みを進めると、いくつかのメリットがあります。
- 常に全体像を俯瞰してアウトラインを考えることができる
- ふせんを並べ替えるだけで簡単にアクティビティ順序を調整することができる
- 無理なくバッファを確保することができる(特にオープニング/クロージング)
- 忘れがちな「休憩」時間を確実に含めることができる
- アクティビティの詰め込み過ぎを防止することができる
特にアクティビティの詰め込みすぎ防止には役立ちます。ワークショップを設計するときの悩みとして「どうしても詰め込んでしまう…」という声もよく聞きますが、1コマ10分メソッドでシミュレーションすれば時間配分の失敗が圧倒的に少なくなります。
ワークショップだけでなく、様々なアクティビティのプランニングに有効なメソッドだと思いますので、ぜひ活用してみてくださいね。
Gaji-Laboはワークショップデザインが得意です
「プロジェクトゴールへの目線合わせができていないので、ワークショップとファシリテーションを取り入れられないだろうか」
「ワークショップをやったらよさそうだと考えてはいるが、組み立て方がわからない」
「社内でワークショップデザインができるよう、まとまった研修を受けたい」
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