フルリモートワークでデザイン・開発コミットを行う働きかたを半年続けての所感(山岸個人の変化編)


こんにちは、Gaji-Labo 山岸です。

前回はフルリモートワークでデザイン・開発コミットを行う働きかたを半年続けてみて、Gaji-Labo的にはどんな変化があったのかについて書きました。せっかくなので、山岸個人としての小さな変化もメモしておこうと思います。

山岸個人にはこんな変化がありました

4月には仕事スイッチのオンオフや息抜きのリズムをコントロールして、リモートワークの負の側面を乗り越えていく工夫などについて書きましたが、基本的にその頃と大きく変わってはいない気がします。

とにかく家を出なくなったというベーシックな変化はありつつ、それはそもそもの大前提として、その他の小さい変化を拾ってみました。

  • 自分の手元で使うノートのサイズが大きくなった
  • 自宅の作業環境を最適化するようになった
  • 複数本のイヤホンをローテーションで使うようになった
  • 自分の好きな飲みものをたくさん飲むようになった
  • Apple Watchを使わなくなってしまった
  • 無意識下のフィールド観察がほとんどできなくなった

自分の手元で使うノートのサイズが大きくなった

持ち運ぶ必要がなくなったことにより、広い描画スペースを求めて大きいノートを使うようになりました。もう何年もB6サイズのノートを持ち歩いていたのですが、自宅のデスクではB5サイズを使用しています。

実はまだB5サイズのノートでのメモにあまり慣れていなくて、なぜか今までよりも全体的にまとまりのないメモ書きになってしまうという問題が発生しています。私の脳内にはB5サイズは広すぎるのかもしれません…。

B5サイズのノートと我が家の猫
いつも猫がノートの上に乗るので、丁重にどけていただきます

自宅の作業環境を最適化するようになった

以前は出張が多かったり、週の半分は出社していたりなどがあり、自宅の作業環境を最適化するのは控えていました。最適化しすぎると作業環境ごとの効率差が出過ぎることで逆にストレスになるからです。

しかし、今は自宅がほぼ唯一の作業環境。自然と作業しやすい環境になっていき、意図せず最適化への道を進んできました。さらなる快適さを目指すことも可能ですが、今はそこそこのバランスを保っている感じです。

自宅の外付トラックパッドと外付キーボード
デスクに十分な広さがないので、独特の味わいがある最適化となっています

複数本のイヤホンマイクをローテーションで使うようになった

特にオンラインワークショップを数本抱えていた時期に、イヤホンマイクが1本では充電など諸々がまったく追い付かないことに気付き、複数本で運用するようになりました。

充電の都合だけでなく、耳への負担が大きいこともローテーションの理由です。チップが当たる軟骨部分が炎症を起こしたりして苦労しました。今もイヤホンマイクを装着している時間は長いため、耳への当たりが違う種類を選んでローテーションしています。

インイヤータイプと骨伝導タイプの2種類のイヤホン
インイヤータイプと骨伝導タイプを使い分けて耳の負荷軽減をしています

自分の好きな飲みものをたくさん飲むようになった

水分を摂るという行為は大切。肉体的な活動が低下することによる悪影響緩和や、季節柄の熱中症対策などにも関係します。

自宅で作業する際には、自然に気持ちよくドリンクが飲める環境を自分で用意する必要が出てきますね。オフィスにいるときもコーヒーやお茶は好きなものを持ち込んでいましたが、自宅ではより自由に選択が効くので、好きなものを飲んでいます。

今の季節は冷蔵庫にお気に入りのお茶やコーヒーを作り置きしています。冷たいものを飲みすぎて冷えてしまうことがないよう、1日1回は温かい飲みものを淹れるタイミングも作るようにしています。温かい飲みものを1杯飲むだけでだいぶ違います。

グラスに入ったお茶
お茶だけでなく、おやつも大切ですね

Apple Watchを使わなくなってしまった

これはちょっと残念なことなのですが、Apple Watchを使う機会がほとんどなくなりました。私はアレルギー体質なこともあり、もともと自宅でアクセサリーの類は着けません。時計も例外ではなく、家にいるときに腕時計型デバイスを付けるのは苦痛です。

バイタルログが取れるガジェットが欲しいなぁと思うこともあるのですが、ピアスや指輪型でもない限り着け続けるのは難しそうです。あるいはマイクロチップを埋め込んでもらわないといけないですね。

たまの外出の際にApple Watchを充電が切れていることが増えたため、肝心なときに使えないことも増えました。Apple WatchにSuicaを入れているため、駅で切符を買う羽目になっています。

無意識下のフィールド観察がほとんどできなくなった

これは意外と影響が大きいのですが、外に出る機会がぐんと減ったため、出先で無意識に観察していたお店やサービス、感じ取っていた街の空気などのインプットがほとんどなくなっていることです。

以前書いたデザイナーとしてユーザーやサービスを理解するマインドにつながる自分なりの実験という記事でも、普段の行動の中でサービスサファリのような行動をしていることが多かったんです。

もともとインドアで出不精な性質であるせいか、外に出なくていいとなれば外に出ないで生きていけるタイプ。よほど能動的に外出を計画しない限り外を歩くことがないので、以前は受け取っていたはずのインプットがないことで今後に影響が出そうだなぁと懸念しています。

そろそろ動きかたを変えてみる時期かも?

なんだかんだと半年間フルリモートワークをしてきましたが、現時点の働きかたとしては安定している言えます。でも、なんとなくですが、そろそろ動きかたを変えてみてもいい時期なのかな? という気もしています。

まだ具体的にどうするのがいいかわかりませんが、オンライン上でのもっとアクティブな関わりかたとか、自然なつながりかたとか、そういう方向性に向けて何かできることがないか考えてみたいです。

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投稿者 Yamagishi Hitomi

主にサービスデザイン案件や新規事業・スタートアップ案件を担当し、サービスデザイナー/プロセスファシリテーターとしてビジネスとデザインが密接な領域で活動。柔軟なプロセス設計を持ち味にして、チームの成果と成長に貢献しています。社内ではメンバーが健康に働ける環境の整備やひとりひとりの成長のためのしくみづくりなどを担当。おいしいコーヒーを買ってくる担当もやってます☕