キックオフミーティングでチームビルディングのためにGaji-Laboがやっていること


前回、UIデザイン案件に参加してからクロージングを迎えるまでのGaji-Labo式コミュニケーションフローについて全体の流れを書いたのですが、今日はその中でもキックオフについて書いてみたいと思います。

プロダクトやサービスをこれから作っていくぞ、というタイミングのジョインでGaji-Laboが必ず行いたいコミュニケーションがあります。すべてのプロジェクトで行っているわけではないのですが、特に新規事業立ち上げ初期のチームでは必須アクティビティとして大事にしています。

大きな地図を広げ直す

ざっくり言うと、大きな地図を広げ直す作業を一緒にしたいと思っていて、そのために必要な要素をヒアリングします。ざっくり以下のような内容を必ず聞くようにしています。

  • 組織の持つ大きなビジョンを確認する
  • ビジネス上のマイルストンを確認する
  • 何を道しるべにするのかを確認する
  • 誰と行くのかを確認する

ヒアリングした内容をどうログに残すかはプロジェクト次第なのですが、グラフィックレコーディング風に粗く下書きをしたものにふせんを貼ったり、重ねて書き込んだりして1枚絵のようにまとめることも多いです。

こんな1枚絵を作るイメージでヒアリングします

場合によっては、単にテキストの議事録で済ませる場合もあり、そのあたりは状況に応じて臨機応変にログを残しています。

組織の持つ大きなビジョンを確認する

自分たちがこれから取り組むべきミッションがどんなビジョンにつながっているかを確認します。大きな企業なら必ず経営計画と共にビジョンを掲げているはずですし、立ち上がったばかりのスタートアップ企業なら中心人物の強いビジョンがあるはずです。

私たちが参加するにあたって知りたい情報ですが、実はチームにとっても大事な情報になったりします。「そんなビジョンがあったなんて忘れていた」「自分たちがやっていることがビジョンにつながっていくという意識がなかった」という声を聞くことが多いです。

実際のアウトプットの例1
自分たちのやっていることがどこにつながっているか可視化するのは大事です

ビジネス上のマイルストンを確認する

新規事業を立ち上げるにあたって、何かしらのマイルストンが必ずあるはずです。ないならむしろ作らないといけないくらいです。現状わかっているマイルストンを教えてもらえれば、スコープや優先順位を考えていくために役立ちます。

また、このペースで進んでいてはマイルストン到達までに間に合わないね、という見込みを立てるためにも必要な情報です。チームの速度感を合わせるためにも、必ずお聞きするようにしています。

何を道しるべにするのかを確認する

道しるべというふんわりした言い方をしていますが、ここで必要な情報はいくつか考えられます。はっきりした数字の目標であることもあれば、何に集中するのかというスコープの目標であることも。

どちらにしても、自分たちが乗る船を漕ぐための道しるべを自分たちで見つけるというのは大事なことだと思っています。ジョインする私たちにもその道しるべを一緒に見せてもらって、間違った獣道に分け入ってしまわないようにしています。

誰と行くのかを確認する

ジョインするにあたって最も大事なことは、この道のりを誰と行くのかを確認することかもしれません。対面だとしてもリモートだとしても、そこは変わりません。

どんな職能の方がどんな役割でチームの中にいて、その方たちとどんなコミュニケーションをすることができるのか。サービスやプロダクトを最速で成長させるためのお手伝いをするために、とても重要な情報です。

逆に自分たちについて知ってもらうことも重要です。手ざわりのいいUIを作るためにたくさんのことを質問したり聞き出したりしたいので、怪しくないですよ! 怖くないですよ! とわかってもらえると会話がしやすくなります。

実際のアウトプットの例2
お互いにチェキを撮り合うことでアイスブレイクになったりもします

どこからでも参加できるけど、いつも知りたいことがある

Gaji-Laboは「フロントエンド開発」「UIデザイン」「チームとプロセス支援」の3つの領域を得意としていて、お客様にとって最適なスターティングポイントから伴走者として寄り添えることが強みです。

つまりどこからでもいつからでも参加できますよってことなんですけど、プロジェクトにジョインするにあたって知りたいビジョンや道しるべも変わりません。そうしたインプットをしっかりいただくからこそ、どこからでも参加できるということでもあります。

みなさんも自分のチームの大きな地図をときどき振り返ってみてはいかがですか? 見失いかけていることに気付いちゃうかもしれません。

Gaji-LaboはUIデザインでプロダクトを向上させます

「開発主導でつくられた現在のデザインに問題を感じているが、インハウスデザイナーがいない」
「インハウスデザイナーはいるが、メインプロジェクトにかかりきりで別件の改善に手が付けられない」
「独立した使い捨てのデザインではなく、既存のシステムとの連携もしっかり考えられるUIデザイナーを探している」

UIデザインに関わるお悩みごとをお持ちでしたら、まずは一度お気軽に Gaji-Labo にご相談ください。

オンラインでのヒアリングとフルリモートでのプロセス支援にも対応しています。

UIデザインの相談をする!

投稿者 Yamagishi Hitomi

主にサービスデザイン案件や新規事業・スタートアップ案件を担当し、サービスデザイナー/プロセスファシリテーターとしてビジネスとデザインが密接な領域で活動。柔軟なプロセス設計を持ち味にして、チームの成果と成長に貢献しています。社内ではメンバーが健康に働ける環境の整備やひとりひとりの成長のためのしくみづくりなどを担当。おいしいコーヒーを買ってくる担当もやってます☕