稼働中のプロジェクトのタスクを自分から走り出せるために取り組んでいること
こんにちは、Gaji-Labo フロントエンドエンジニアの鈴木です。
前回「新規プロジェクトの初期段階でどのように開発を進めていくか」について知見をまとめました。
今回は、稼働中のプロジェクトで新しい機能のリリースなど、大きめの施策を動かすフェーズでどのように開発を進めていくか書きたいと思います。
実装の初手で自分の動きを考える
まず始めに、Slack でのテキストコミュニケーションや打ち合わせ等で新規機能の仕様が固まってきた気配を察したら「実装の初手で自分がどう動くか」を考え始めます。
自分を起点に進められそうな場合は、その旨をチームに共有しながら先行着手できます。
逆に、領域の異なるチームメンバーが起点の場合もあります。この時、自分のタスクとして落ちてくるまで待つのではなく、あらかじめ自分が準備できることや、どう進めるとお互いにボトルネックにならず最短で実装できるか、などを話し合える機会をセッティングします。
最低限必要な情報や素材を整理して依頼する
次に、機能開発を進めるにあたり、最低限これが揃っていれば走り出せそう、というものを洗い出します。
例をあげてみます。
- 要求: 機能開発の背景・目的・達成条件の把握
- 要件: 新規に作る〇〇ページで〇〇のコンテンツを表示する
- 技術構成: Rails
- 担当領域: Rails の view に渡ってきたデータを使ってマークアップ・スタイルを適用する
この場合、以下の材料が必要になってきます。
- 機能開発に必要なデザインデータ
- 走り出しでは必ずしもデザインが固まっていなくても着手可能
- あとで変更となる箇所は都度共有されればアップデートしていける
- Rails の view を書くページと controller
- ページのコンテンツを空で用意してもらう
- 必要なデータを view で使えるようにしてもらう
このように「新規に作る〇〇ページで〇〇のコンテンツを表示する」という要件を、実装粒度でのタスクに落としこめるよう整理することで、開発に着手することができます。また、これら最低限の材料があれば、目的や達成条件に即しているか、実装視点でフィードバックすることもできます。
チームメンバーに材料の依頼をする時には「この状態であれば何をどこまで進められるか」も合わせて伝えることで、作業の流れも共有できます。
必要なものが全て揃ってなくてもチームの中で進めていく
今回まとめたように新しい機能の開発など、ある程度スピードが必要な状況では特に、自分の担当領域に必要な情報や材料が全て揃うのを待つのではなく、自分から走り出せるように、チームの中で動き方を考えたり最低限必要な材料を依頼することを大事にしています。
参加するプロジェクトでどのように開発を進めるかは、スターティングポイントや状況によって異なります。状況に合わせた進め方をこれからも知見としてまとめていきたいと思います。
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