UIデザインの「なぜ」はコミュニケーションから


こんにちは、Gaji-Labo UIデザイナーの今西です。

デザイナーという職業は、ビジュアルを作っている職人のように見られがちな印象があります。デザイナーは要件通りに素敵にビジュアライズしたものを吐き出すブラックボックスではありません。
黙々とデザインを作ることもありますが、Gaji-Laboの UIデザインではデザインをつくるためにデザイナーがお客さまや協働メンバーと話しあうことを大切にしています。

どう話すのか、何が聞きたいのか

UIデザイン案件に参加してからクロージングを迎えるまでのGaji-Labo式コミュニケーションフロー にもあるように定例のミーティングやメッセージを通して、課題や解決策を洗い出してアイディアを拡げる作業をしています。

デザイナーはプロダクトや課題の読み込みと理解、そこから発生する疑問点や確認点を解決するヒアリングをこのコミュニケーションの中で行います。
コミュニケーションはUIデザインのゴールに行き着くための材料を集めていく流れになります。
課題や解決策は、デザイナーだけで見つかるものではなく、共同作業で掘り進めて見つけるものです。そのためにプロダクトや課題の理解を深めるスタディを共同で進めます。

企画でも開発でもプロダクトのデザインに関わることならば、相談レベルでも積極的にデザイナーを巻き込んでほしいと思います。
「まだ確定でない生煮えの内容なので、まだデザイナーは知らなくて大丈夫かな…」というモヤモヤも、デザイナーと話していくと具体的な方向性や内容が見えてくるかもしれません。UIデザインの課題解決のポイントはモヤモヤに隠れているのではないかと思います。

知りたいのは Why

コミュニケーションの中で聞きたいのは、プロダクトや機能、課題に対しての目的や背景です。 「なぜ、その機能なのか」「どうやるのか」浮かび上がらせることで、具体的なUIデザインの方向性が見えてきます。

UIデザインはなにもないところから魔法で作り出すものではなく、目的や内容の材料を揃えて組み立てていくものだと思います。
このUIデザインのフローは「デザイン」という言葉の直訳ワードの「設計」に近い動きと言えるのではないでしょうか。

また聞き取ったことを形にしたUIデザインをブラックボックス化してしまうと、UIデザインのために積み上げたものが結果しか残りません。
課題解決の結果「なぜそうするのか」はUIデザインに付属する情報ではなく、UIデザインをかたち作っているものとして、目に見えるビジュアルと同じくらい重要と考えます。

よりよいUIデザインを作るためには、コミュニケーションからプロダクトの課題や解決策を洗い出すフローは避けられないと考えています。
手間はかかるかもしれませんが、「なぜそうするのか」の材料から組み上げることで、なめらかなUIデザインをつくる繋がります。

Gaji-LaboはUIデザインでプロダクトを向上させます

「開発主導でつくられた現在のデザインに問題を感じているが、インハウスデザイナーがいない」
「インハウスデザイナーはいるが、メインプロジェクトにかかりきりで別件の改善に手が付けられない」
「独立した使い捨てのデザインではなく、既存のシステムとの連携もしっかり考えられるUIデザイナーを探している」

UIデザインに関わるお悩みごとをお持ちでしたら、まずは一度お気軽に Gaji-Labo にご相談ください。

オンラインでのヒアリングとフルリモートでのプロセス支援にも対応しています。

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投稿者 Imanishi Emi

UIデザイングループリード。
制作会社でプロモーションサイトや広告のデザイン制作、受託開発会社にてサービスのUIデザインを経験し、Gaji-Laboに参加。ユーザーが使いやすいインターフェースデザインづくりと、フロントエンドで実現するUIデザインの橋渡しについて考えます。
実際にインターフェースを試したりフィクションの世界のUIにヒントをもらいながら、心地よく使えるデザインを考えるのが好き。