メンバー対談「1on1でちょっとまじめに雑談してます!」suzuki × yamagishi 編 vol.1 プロジェクトの悩みや仕事のやりがいの話
Gaji-Laboのメンバーがどんなことを考えながら日々の仕事をしているのかをお伝えするため、がじ専務がみんなの対談をコツコツ集めています。
今回はフロントエンドグループリードの suzuki と yamagishi が 1on1 でちょっとまじめに雑談した内容をベースに記事にしてみました。がっちり対談やインタビューとは違い、ゆるっとした雰囲気になっています。
話している人
suzuki
フロントエンドグループリード。HTML/CSS のマークアップから始まり、現在は React や TypeScript を使ったコンポーネント実装をすることが多いです。淡々と実装するだけではなくコミュニケーションを取りながら、チームとしてプロジェクトを前に進めることを意識しています。最近は会社の成長へのコミットに関心があり、組織・チーム全体で強まるためにはどうするのだろう?ということを考えています。
yamagishi
主にサービスデザイン案件や新規事業・スタートアップ案件を担当し、サービスデザイナー/プロセスファシリテーターとしてビジネスとデザインが密接な領域で活動。柔軟なプロセス設計を持ち味にして、チームの成果と成長に貢献しています。社内ではメンバーが健康に働ける環境の整備やひとりひとりの成長のためのしくみづくりなどを担当。おいしいコーヒーを買ってくる担当もやってます☕
プロジェクトの中の悩みごとの波
yamagishi「最近プロジェクトの中でこれ困った、みたいなことありました?」
suzuki「はい、困ったこと…しかない」
yamagishi「え、マジで?(笑)」
suzuki「わかんない(笑)いや、困ったことっていろいろあるんですけど、実装面のこともあるし、間に合うのかみたいなこともあるし、不安がつきまとう」
yamagishi「あーなるほどなるほど。技術的にどうかみたいな話と、スケジュール的にどうかみたいな話ってこと?」
suzuki「そうそう、ここでもう一人誰か助けを呼ぶべきなのかどうかとか」
yamagishi「それはプロジェクトの座組みたいな話?」
suzuki「リソースかな? 間に合わせに行った方がいいのかとか、安全を取りに行くために人増やすべきなのかとか。ただ増やしたところで、ここまでのコンテキストに追い付けるのかとか」
yamagishi「うんうん」
suzuki「できる人もいると思うけど、そこを乗り越えても絶対着地するってわけじゃなくて、その後にも乗り越えなきゃいけない局面が何個か絶対出てくるから」
yamagishi「うんうん、波だからね、あれはね、全部ね」
suzuki「そう、もっとやばい時に召喚するべきなのかとか、常にざわざわ」
yamagishi「じゃあ本当にプロジェクトのその時の状況によって起こる様々な悩みごとって感じなんだ」
suzuki「そうですね」
yamagishi「その波ってどんな波があるの、大波小波あると思うけど」
suzuki「大波小波…… まず自分のコントロール範囲だと、これは今週中に終わらせたかったのに終わっていないみたいなやつがあったりして」
yamagishi「ああ、自分の手元の段取り的にね」
suzuki「そう、それは私にとっては波なので。進捗が大事なので、進捗が出てないと精神に来るから」
yamagishi「それはありますよね、他の案件との兼ね合いとかプロジェクト上の進行でボトルネックが出たりとか、そういうことなのかな」
suzuki「予定通りに行かなかった、みたいな。差し込みとかいろいろあったりとか、いろいろ思った通りにいかないことは多々あると思うから。その実装自体も思った見込みの通りの実装ではうまくいかなかったってなれば、また考えないとってなるし。見込みを立てるのを終わらせたい希望だけっていう時もあるし」
マイルストンに向けての短距離走
yamagishi「プロジェクト上の進行で必要な進捗と、自分の段取りとしての進捗って分けて考えてたりする?」
suzuki「完全には分かれないとは思う。自分の作業の後に他の作業がある場合もあるし、そもそも期限が決まってる自分のタスクもあって。それに支障が出ないようにしたい、自分の作業は」
yamagishi「弊社でよく言うボールを持たないってやつかな」
suzuki「それもそうですね」
yamagishi「あとどんな波がある?」
suzuki「ちょっと遠めのマイルストーンに間に合うか間に合わないかみたいな。もう少し先は先なんだけど、このペースで果たして大丈夫かみたいなのはざわざわする」
yamagishi「どのくらい遠くのマイルストン見て動いてるの?」
suzuki「私はあんまり遠くを見られないので、まだ。次の、ですね。次のマイルストーンに間に合うかどうか心配なので、ハラハラしてる」
yamagishi「次のマイルストーンしか見えてないと息切れしない?」
suzuki「でもあんまり考えられないんですよね、まだ、ちゃんとは。この次の後に何々が来てそこはどういうふうに進んでみたいなことを、見通しとして立てられなかった。そもそも手前のマイルストーンでもいっぱいいっぱいで」
yamagishi「それってどうなのかな、ちょうど今取り組んでるプロジェクトの性質がそうだから起こるのか、それとも自分の中の傾向としてそうなのか」
suzuki「プロジェクトによるところは大きいけど、自分の傾向的に起こっている気がしている」
yamagishi「そうなんだそうなんだ」
suzuki「OKRとか社内のことでもわりと短距離走でマイルストンに向けて全力疾走して、その次のことはその時に考えようみたいな。ざっくりした見立てがあったらそれはそれなんだけど、そこまでずっと先を見て何かしてるって言うのは、あんまりないかもしれない」
yamagishi「若手の時ってだいたいそうだよね。いかに短距離走スプリントで走れるかみたいなとこがあって。短いスプリントを走れないとね、その先のマイルストンも走っていけないって思っちゃうしね。」
suzuki「うんうん」
仕事のやりがいや楽しさをどこに置いてキャリアを考えるか
yamagishi「若手はとりあえず決められたスプリントを走りきれるかどうかがすごい大事だと思うんだけど、中堅に差し掛かってくるとさ、そのマイルストンをコントロールして行く側になるじゃない? そうなった時にその視点はどうやって育てていくのか、みたいな課題はある」
suzuki「確かに」
yamagishi「みんなどのくらい(全体を)見て走ってるんだろうってさ、分かんないから。どこまで見えてるんだろうなっていう」
suzuki「しかも、ただ見えるようになっただけではダメみたいなところもある気がしていて。見えるようになった結果、ただ不安が増すだけとかだったら見えないほうがマシじゃないのかとか。状況を整理して「今こうだからこうじゃん」って言える力も一緒に養わないと、使えないものかもしれないっていうのはちょっとある」
yamagishi「そこに関してはコントロールできるようになろうと思わないと、なっていかないと思うから。そこが私はキャリアの分かれ目だと思ってる。たくさんお金をもらえる側の人になれるのかなれないのかみたいなところって、そこの分かれ目だと思うんだよね」
suzuki「なるほど」
yamagishi「プレイヤーとして仕事をこなすのは上手で、プレイヤーとして自分のやるべきことを走り切るのも上手なんだけど、全体を見てプロジェクトを回すことができなければ、その先はそこで頭打ちになるか、もしくは技術的なスペシャリストになるしかない… みたいなところがある。これは業界的に特殊な問題かもしれないけど。少なくとも年功序列で育っていける世界ではないじゃないですか。そこで悩む人も多いと思うんだよね。」
suzuki「うんうん」
yamagishi「長く働いてるからいっぱいお金がもらえます、みたいなことはおそらく業界的にあんまりありえなくて。この先どういう付加価値でキャリアパスを伸ばしていくかみたいなところを戦略的に考えないと、どこまでいっても作業員で終わっちゃうみたいな課題がね、あるよね」
suzuki「うん、たしかに」
yamagishi「いろんな意味のしんどさがあるけど、10年後に気付いてみたら意図せず作業員のままになっていた、みたいなのが一番しんどい気がする」
suzuki「そういう状態だと、そこまでの10年間もつらい時間な気がする」
yamagishi「そうだね。マネージャーとかそっち側に行くと、それはそれでそっち側なりのつらさがあるから難しいんだけど。なんだろうね、仕事って難しいよね。つらさとやりがいが表裏一体みたいなところがあるし、楽しいだけが仕事じゃないし。楽しいだけを仕事にしたいなら、楽しいだけのとこに行きなよっていう話になっちゃうから。」
suzuki「うんうん」
yamagishi「あなたの楽しいはなんだ? みたいな話になると、本人次第のところも大きいよね。せっかく仕事するなら、やりがい感じながらやった方が誰でもうれしいとは思うんだけど」
suzuki「うん」
yamagishi「やりがいが感じられるのってどこかって、好き嫌いとはまた違うと思うんだよね。やりがい感じられるのはどこかみたいなのを、ちゃんと自分自身でホールドしていく必要があるんだと思う。そんなこと自分以外の誰もやってくれないから」
suzuki「うん」
伸び方には坂道の時期と階段の時期がある
yamagishi「ここまでの経験からすると、たぶん、ちょうどキャリアの階段に差し掛かってる時期ってしんどいんじゃないかなって思う」
suzuki「ああ、確かに」
yamagishi「伸び方が坂道の時期と階段になるタイミングってあると思うんだよ。坂道・坂道・階段、坂道・坂道・階段、みたいな感じで伸びるのかなって思うんだけど、階段のとこしんどいんだよね」
suzuki「なるほど」
yamagishi「つらさとか感じないで成長できればいちばんいいんだけどね。そこもひとつの才能だよね、たぶんね」
suzuki「うんうんうん、そうだね。でも知らないうちにできるようになってることはあるよね。やろうと思ってもできないこともいっぱいあるけど」
yamagishi「そのへんは筋トレしてたらできるはずの動きができるようになった、みたいな感じだよね」
suzuki「うん」
yamagishi「それが楽しさだけでできる人と、なんかそうじゃない人といるだろうけどね。楽しい/つらい/ニュートラル、があるじゃない? できればつらい側にはいたくないけど、でもニュートラルより楽しい側のゾーンにどうやったら行けるのかって、わりと本人の意識次第で、周りがどうサポートしてあげても、同じ場所から動けない人もいるじゃないですか」
suzuki「うん」
yamagishi「それは育てる側としてはしんどいというか歯がゆいというか、ほんのちょっと階段登るだけでしんどくなくなれるんだけどな、でもそこを上手く段差作ってあげられないな、みたいな見守る側のしんどさがあったりする」
suzuki「なるほど〜」
yamagishi「古いタイプのマネージャーとか古いタイプの親方みたいな人は、ビシバシやってビシバシ伸ばす感じだと思うんだけど、今は本当にそれだと成り立たない。そういう時代じゃない代わりに、本人の伸びる主体性みたいなところにすごく委ねられてるから、そこは育つ側にとっても育てられる側にとっても難しいとこだよね」
終わりに
インタビューやがっちりした対談と違って、ゆるゆるとした雑談内容ですが、今後も 1on1 での雑談シリーズとして続いていくかもしれません。お楽しみに。
対談形式での記事は最近はじめたばかりの試みなので、読みづらいところもあったかと思います。少しずつ読みやすい形にブラッシュアップしていきますので、こんなお話聞いてみたい/こんな内容について話して、などあれば、お気軽にお題のリクエストをお寄せください!
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