期が変わるので次の一年のことを考えている


Gaji-Labo は6月が決算月なので7月から新しい期がはじまります。そのため、いまは来期の方針を決めたり、目標を立てたりしています。
昨年のこの時期はコロナ禍で一回目の緊急事態宣言が解除され、このあとどう回復していくか、もしくはどう悪化していくかが読めない時期でした。
今回はワクチンの接種も進み、国や地域によっては様々な制限が解除されはじめたタイミングで方針を検討しているので、昨年とはまた違った先の読めなさと難しさを感じています。

来期はこの一年間手探りで積み上げた経験と成果をちゃんと整えて、世の中の変化に対応しながら出力をもっとあげられるような期にしたいと考えています。

今期は先が見えない中でもがいた期だった

結果的に2020年7月から今日までの業績はまずまずでした。失速してドロップアウトするのが怖くて、受注拡大にあわせてかなりの支出も計上したので、利益率は低かったですが売上高は満足のいく結果と言えそうです。
最初の緊急事態宣言前後で新規受注につまづいてしまい大幅な赤字を計上したことを考えると気合での復活だったなと思います。メンバー全員と関係者の皆さんのおかげです。

今期が始まった頃は先行きの予測が全く立たず、とにかく生存のために活動量を増やすことに集中しようと決めました。露出を増やし新規のお客さんとの対話の回数を増やしたり、パートナーの皆さんに助けていただきながら受注量を増やしたりしていました。
普段であれば安全に倒して無理しないようにしていたことも、今期はみんな果敢にチャレンジしてくれていたなと感じます。

社会にどんな変化が起こるか予測できないからこそ、活動量を増やして次へつながるようにしようという目論見は果たせました。
また、オンライン化・デジタル化トレンドの加速によって B2B SaaS や EC 領域のお客様が増えたことで Gaji-Labo が活躍できる場面がぐっと増えました。
みんなが守りの姿勢にならず動けたから得られた結果です。

この後に来る変化に備えたい

ここ数ヶ月、ワクチン接種の加速を見越してか、さまざまな活動の再開が世の中で進んでいると感じています。
ここまでは「ひとまずオンライン対応を強化」するというような一次対応の施策のお手伝いが多かったですが、これからは一段踏み込んだ変化が起きそうと感じています。

  • 一次対応したオンライン化の恒久対応
  • 再開した社会・市場にあわせた対応(オンライン・オフラインのバランスの見直し)
  • 2年近く止まっていたビジネスの再開と遅れの取り戻し

社会に大きな変化があった後は、その対応や変革と揺り戻しが同時にやってくると考えています。
オンライン化したものをそのまま継続するのか、オフラインとのバランスを調整しなおすのか、オフラインへ戻すのか各事業によって最適な判断の模索が進んでいくと予測しています。
また、一度進んだオンライン活用のトレンドはもう止めることはできないので、さらなる変革も進むはずです。

ここまでは来た仕事をとにかくこなすという動き方で乗り切ってきましたが、これからはどんな領域のどんな仕事であれば我々が成果を最大化してお客様に貢献できるかを見極める必要があります。
また自分たちを改めて鍛え直し、市場の流れにしっかりと合わせられるだけの力も必要になります。

期待に応えられる組織でありたい

この一年で新たなお客様も増え、社会的な混乱期でも貢献できる会社として認識していただいている場面が増えてきました。
その期待にさらに応えられるようチームワークを磨きより多くのお客様に価値提供できるようにしていきたいと考えています。

この一年で増えた活動量を、より効果的に成果につなげるため、次の一年は自分たちの弱みを減らし出力を上げられるような方針を検討中です。

  • 自分たちの価値や成果を下げている習慣の見直し
  • お客様へ提供している価値の精査
  • 我々が一番成果が出せる領域のさらなる強化とキャパシティの拡大

これらを整えなおし、コロナ禍からの立て直しに少しでも貢献できる1年を目指します。
数年後に取引先のみなさんも含めてみんなで「復興頑張ったね」と言えるよう、ここからが本番だと思ってがんばります。

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投稿者 Harada Naotaka

受託と事業会社の両方を経験し、沢山の事業を見てみたい気持ちで Gaji-Labo を共同創業。普段は雑用やったりプロジェクトマネジメントやったり、たまにフロントエンドのコードを書いたり。直近は Gaji-Labo をデザイン会社に転換していく課題に挑戦中。期待値コントロールにステ全振り。