UIデザインでライティングについて考えていること
UIデザインを進める際インターフェイスをつくることに注力するのはもちろんですが、UIデザインのにある「ことば」も気にしたいところです。
ある程度仕様やワイヤーフレームが決まった文言で書かれている場合でも、仕様や要件をちゃんと噛み砕いて理解した上で、「ことば」のライティングをデザインの上で調整することはよくあります。
最近では浸透してきた感も出てきたライティング周りのことをいうと、ボタンのラベルを「〜する」にする、とかルールのようなものがありますね。
UXライティングほど、本格的なレベルではないですが(まだまだ勉強中、試行錯誤中)、UIデザインを作るときのライティングで考えていることを書いてみたいと思います。
そのときに「わかりやすい」とは何?
よく「わかりやすく書く」ことと言われますが、この「わかりやすい」とはどのようなことでしょうか。 UIデザインでライティングが「わかりやすい」ことは、その画面・その状況・その動作をする際にスムーズに心地よく使える体験を提供できます。
UIデザインにおいて、ビジュアルだけでそれを構成することはなく、使うための「ことば」も必要です。「ことば」は、UIデザインの要素のひとつであり、体験のひとつでもあるため、デザインをする上でも気を使う箇所でもあります。
UIデザインを進める上でライティングについて、わたしは下記の点を気をつけるようにしています。
- その場で伝えたいことにフォーカスし正確に伝えること
- ユーザーが取りたい行動へ正しく促すこと
- ことばが一貫していること
- そのプロダクトにあったことば使いをすること
先にも書いたように、仕様やワイヤーフレームからライティングを書き換えることはよくあります。デザインを進める中でインタラクションにあわせたことばへ書き換えたり、全体的なトーンにあわせたことばへ書き換えたりするなどの、必要にあわせてライティングを調整します。噛み砕きやすいように、文章を分割したり、構成し直すこともあります。
まとめていると「正確」や「正しい」ということばが出てきました。
この正確さとは、やたらと公の雰囲気の硬い言葉を使うことでもないと思います。硬い言葉によって、直感的にわかりづらい文言になってしまうこともあります。「ユーザー様への丁寧なことば」で書けば良いわけではないです。
この点、エラーメッセージで使うことばには、とても気をつかいます。状況をちゃんとつたえること、エラーの解消をどうすればできるかを伝えることために、統一されたことばで正確に書く必要があります。
エラーメッセージを書く際には、デザインするたびにことばのベストプラクティスになるものを都度検索しています。状況によりけりなこともあるので、毎度発見や学びがあります。
デザインのためのライティングを磨きたい
UIデザインでのライティングは、クリエイティブに文章を書くこととは少し違うと思います。コピーライティングのように商品の印象や売出しを作り出すというよりは、正確さや伝わりやすさを作る作業になると考えています。
クリエイティブのライティングとは違うと書きましたが、デザインする上の要素の1つとして、プロダクトのブランディングとしての書き方も検討したいところです。
「そのプロダクトにあったことば使いをすること」とざっくりと書きましたが、ここにはブランディングも含めています。ライティングによってプロダクトのキャラクターや印象も変わります。
考えれば考えるほど奥が深いので、ライティングへの気遣いが段々と重くなってきたりもするのですが、デザインするものの1つとして力をつけていきたいです。
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