フルリモートでもスムーズに実装相談するための工夫
こんにちは、 Gaji-Labo フロントエンドエンジニアの鈴木です。
弊社では引き続きフルリモートで開発をしています。相談したいときは、Zoom の画面共有を繋いだり、Slack で非同期で相談したりなど状況に合わせてどちらもあります。
フルリモート下での開発体制にあまり馴染みがない新メンバーに「スムーズな相談の仕方、工夫」のようなものを何度か話しているのでまとめました。
前準備があれば比較的スムーズに進むと考えており、相談したい時には以下のような情報を共有しています。
今実装しているコードを共有する
完成させている必要はなく、途中経過の状態で OK です。また、断片的すぎると情報が足りないので、多少長くてもコンポーネントであればコンポーネント全体のコード範囲、くらい目安で共有します。
WIP: PullRequest にして PullRequest 上で「ここが困ってます」というのも実装が見られるため進めやすいです。「途中成果物をいつでも見せられる」というのが重要で、それを見せることによって早い段階でフィードバックを得られます。
実現したいことを伝える
何かしら上手くいかずにハマっていたり、不明点があったりと相談したい理由はさまざまですが、まず「こうしたい」という事を伝えます。
その際、あまり詳細な実装方法に寄り過ぎずに、実現したい事をシンプルに伝えると意図が伝わりやすいです。
実現したいことを整理して言語化することで、自分でも気づかなかったハマりポイントを認識できたり、一歩前進する場合があります。一度落ち着いて整理するのは私自身もよくやっています。
試したこと・試した結果を共有する
主にエラーや型解決、実装でハマった時などですが、すでに何かしら試した方法があればそれも共有します。大事なのは試したことと、その結果で1セットになることです。
試した結果として「動きが変わったが意図通りではない」「エラーで実行できない」「挙動に変化がなかった」などが知れるとヒントになります。
そもそも何をどうしたらいいか分からないときは
こういう時もありますよね。入ってすぐのプロジェクトだったり経験のない領域の実装だったり。どう手をつけたらいいか分からない場合は、経験のある人と一緒にタスクの整理をしたり、ペアプログラミングのようにするのが良さそうと考えています。
実装の大まかなイメージ、ここでやること・やらないことの整理、ざっくりコードの書き始め、など「なるほど、こういう感じね」と感覚を掴むイメージです。
共通して意識するポイント
フルリモート下では相手も自分も非同期で、自分が実装している時に相手も同じ状況とは限りません。
そのため切羽詰まってから相談するのではなく、余裕を持って「相談したいです!」と連絡しておくことで安心して進められます。もし相談するタイミングまでに自己解決できれば、そのように伝えれば OK ですし、相談するからと言ってそこで止めておく必要もありません。
相手に対して「忙しいのではないか?申し訳ない」という気持ちが大きく相談しにくい、、という心情も理解します。そのハードルを外していくのを、相談したい側だけではなく、互いにできるチームでありたいなと思います。
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