Use React Hooks and Chart.js without react-chartjs-2
はじめに
こんにちは。kimizuy です。
今回は Chart.js を React Hooks(とついでに TypeScript)を使ってレンダリングする方法をご紹介します。
これまでの経験上、JavaScript でチャートライブラリを使う際、 Chart.js はかなり最初のほうで検討候補に上がることが多いです。
それと React を組み合わせる場合は、検索上位であることやサンプル数の多さから基本的に react-chartjs-2 というラッパーライブラリを使うことを考えます。
ただ、react-chartjs-2 は最近(2021/8/31 時点で)レポジトリ上の動きがあまりないようで、イシューへの対応も鈍い印象があります。
そこで本記事では react-chartjs-2 に依存せず、シンプルに React Hooks のみで Chart.js を利用していきます。
tldr
早速、コード例をご紹介します。
CodeSandbox も用意しました。実際に触って挙動を確かめてみてください。
import {
Chart,
ChartConfiguration,
BarElement,
LinearScale,
BarController,
CategoryScale,
Tooltip
} from "chart.js";
import { useEffect, useRef } from "react";
import "./styles.css";
const config: ChartConfiguration = {
type: "bar",
data: {
labels: ["Red", "Blue", "Yellow", "Green", "Purple", "Orange"],
datasets: [
{
label: "# of Votes",
data: [12, 19, 3, 5, 2, 3],
backgroundColor: [
"rgba(255, 99, 132, 0.2)",
"rgba(54, 162, 235, 0.2)",
"rgba(255, 206, 86, 0.2)",
"rgba(75, 192, 192, 0.2)",
"rgba(153, 102, 255, 0.2)",
"rgba(255, 159, 64, 0.2)"
],
borderColor: [
"rgba(255, 99, 132, 1)",
"rgba(54, 162, 235, 1)",
"rgba(255, 206, 86, 1)",
"rgba(75, 192, 192, 1)",
"rgba(153, 102, 255, 1)",
"rgba(255, 159, 64, 1)"
],
borderWidth: 1
}
]
},
options: {
scales: {
y: {
beginAtZero: true
}
}
}
};
const Bar = () => {
const canvasRef = useRef<HTMLCanvasElement>(null);
useEffect(() => {
const element = canvasRef.current;
if (!element) return;
// https://www.chartjs.org/docs/next/getting-started/integration.html#bundlers-webpack-rollup-etc
Chart.register(
BarElement,
BarController,
LinearScale,
CategoryScale,
Tooltip
);
const chart = new Chart(element, config);
return () => chart.destroy();
});
return <canvas ref={canvasRef} />;
};
export default function App() {
return (
<div className="App">
<Bar />
</div>
);
}
簡単な解説
Chart.js は v3 からツリーシェイキングに対応しています。Chart.resister()
で利用するモジュールを登録します。今回の場合はバーチャートに必要なモジュールを登録しました。
const chart = new Chart(element, config)
で初期化しています。
return () => chart.destroy()
はクリーンアップ関数です。次のレンダリングの最初に古いインスタンスを消去することでメモリリークの発生を防ぎます。
おわりに
react-chartjs-2 で地雷を踏んで時間を溶かしてしまい筆をとりました。
紹介した手法でこれからハマらない保証もないですが、依存するライブラリが減らせると原因を究明するのも早くなりそうです。
以上、本記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
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