【感想文】『イシューからはじめよ』を読んで自分の手癖に気をつける
こんにちは Gaji-Labo フロントエンドエンジニアの茶木です。
『イシューからはじめよ──知的生産の「シンプルな本質」』を読みました。
自身と照らし合わせて刺さる部分について述べようと思います。
内容:解かなくていい問題に時間を使いすぎているのは、問題の立て方が悪いから。『イシューからはじめよ』は、問題の解き方ではなくて、解く価値(バリュー)のある問題(イシュー)の見つけ方についての本です。
自身に刺さったポイント
当書は「イシューをどのように見つけるか」について多くがまとめられていますが、心構えや意識の切り替えについて個人的な発見が多く、今回の感想はそこに焦点があたっています。
犬の道を行くな
「バリューのある仕事をする」とは
「する価値のある問題を見つけ、高い質で解く」
ということなのですが、「する価値のある問題を見つけること」「その問題を高い質で解くこと」のどちらも大切で、問題に手をつけ始めた段階はそのどちらも0で、そこから両方を満たしたいわけです。実はここで2つ道があって、いきなり迷子になっていたというお話です。
- まず、問題を高い質で解き、価値のある問題を探る道
- まず、する価値のある問題を見つけ、問題を高い質で解く道
前者を「犬の道」と呼んでいて、徒労になりがちと言っています。自分は手癖でやってしまいがちですね。問題は作るより解くほうが楽しいし「犬の道」は作業開始時点でまず目につく道だから危ないですね。
ひるがえって、イシュードリブン(する価値のある問題の設定を基本として動くこと)が大事ということです。
解けない問題を解かない
肝に銘じておきます。
アウトプットが魅力的なものでも、自身の能力や、現状のビジネス環境やテクノロジーその他もろもろで、解けない問題はたしかにあります。努力主義や反骨精神が良くない方向に作用するとき、ここに立ち向かっていってしまうことも多々あるので気をつけようと思いました。
また、この見極めのためにチームのナレッジが大切になるとも感じました。
まとめ
他にも、時間をかけすぎない、知りすぎない、視覚化する、などなど、イシューの見つけ方に焦点を当てても述べたいのですが、消化しきれていない部分も多く、またの機会に。
これは繰り返し読んでいく本ですね。
「犬の道」を行きそうだなと感じたら、読み返して「どのようにイシューを見つけるのか?」というふうに考えていこうと思います。
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