プロダクトはつづく、UIデザインもつづく
UIデザインには、toC と toB、コンシューマー向けのアプリと複雑な業務系アプリと、さまざまなプロダクトの方向性があります。
Gaji-LaboのUIデザインは、ビジネスに効くプロダクトのために概念をモデル化し、モデルを共通言語にしてコミュニケーションしながら、実際に使用感を持って見て触ることができる状態の形を作っていきます。
プロダクトのUIデザインのゴールや成果物はその時どきで違いますが、基本的に行うことは同じと考えています。その時どきのスケールやスコープにあわせて、機能要件に対して最適なかたちユーザーの体験や使用感を踏まえたUIデザインを行います。
この最適なかたちはひとつの仮説です。コミュニケーションの中でのすり合わせなどよって調整をかけて、UIデザインとして磨いていきます。
UIデザインとして一定期間のスコープでできあがったものも、そのときの最適解になった仮説によって組み立てたもの、とも言えます。
ある時点のUIデザインの答えは、さまざまな条件や事情によって有機的に変わる余地がまだあります。
その点において、UIデザインは生きものだとも言えると思います。
UIデザイナーはデザインを変更することがなれば、デザインを描き変えることあるいは捨てることもあることを承知している必要があります。
頑ななメンタルだとなかなか厳しいですが、そこで優先するべきはプロダクトのゴールや成功なので、向かうべき方向にデザインもあわせていきます。
一定期間のスコープでできたUIデザインは、開発へ渡った実装時にデザインに変更が発生することもあります。
リリースまでUIデザインはその都度のプロダクトの最適な状態に調整し続けます。開発時のフィードバックは、その後のUIの仕様の実現度や操作性についての学びになることも多いです。
UIデザインは実装に続くものだと、開発の後工程も意識してデザインをつくる作業を進めてます。UIデザインを考える時、過去の経験や知見も動員しているので、常々勉強です。
ひとつのデザインを仕上げても、調整や改善の変更は続きます。その点も意識して、別のデザインの可能性や改善の宿題をどこかにアイデアとして残しておくこともあります。UIデザインを改良するときにそのアイデアが役立つこともあります。
プロダクトのゴールは一時のスコープのゴールとして、プロダクトのUIデザインは続いていきます。
その時どきでUIデザインに関わるのが一時的になることもありますが、そのスコープの最適解を持ってプロダクトはよりよい先に向かっていくのだろうと思います。
ヒトが触るものとしてビジネスの目的を持ったプロダクトのUIデザインは有機的なものだと考えます。関わるのが一定の時間であってもプロダクトが進んできた道と進んでいくだろう道を踏まえて、そのフェーズでのUIデザインを進めています。
デザイナーは毎回いろんなアプローチや挑戦の意識を持って最適解に取り組みますが。それ自体がデザイナーとしての引き出しを増やす継続的な修行だとも思っています。
Gaji-Laboではさまざまな経験・知見アプローチを通して、よりよいプロダクトをつくっていくお手伝いをつづけています。
Photo by marius sebastian on Unsplash