エンジニアもデザイナーも、もう M1 Mac でいいと思う。


こんにちは森田です。
2021年の年末から14インチ MacBook Pro を会社から貸与され M1 Mac を使っています。
使用当初は Intel Mac と並行して使うこともありましたが現在は完全に M1 Mac のみに移行できました。

半年間 M1 Mac 使っている間にさまざまなボトルネックが解消されたので紹介いたします。
エンジニアもデザイナーも、もう M1 Mac でいいと思う。というお話。

M1 Mac のメリット

まずは M1 にしたメリットから。

速い

これに尽きます。サックサクです。DX向上が凄まじい。
あと静かです。ファンが回っている音を聞いたことがないです。

データを回収するためにたまに旧 Intel マシンを触るのですが体感が全く違い、今までこんな遅いマシン使ってたのかと思ってしまいます。

バッテリーの持ち

すごい持ちます。1日使えます。
やはりCPUの消費電力が圧倒的に減った恩恵は大きいです。

iOSアプリが使える

iOSアプリも App Store から検索してインストールすることが可能です。
全てのアプリが対応している訳ではないですが、モバイル向けアプリを使うことができます。


そりゃ新しいマシン買ったらそう思うだろってことしか言えませんが、その振り幅が今までよりずっと凄い感じです。もう戻れない。

M1 Mac に存在したボトルネック

M1 Mac が登場した当初、以下のものが使えないと言われていました。

  • Docker
  • 仮想 Windows
  • Node.js
  • Homebrew

デザイナーからも Adobeアプリ が M1 ネイティブで動かないので遅いなんて声も聞きました。

Homebrew や Node.js は早い段階で対応してくれた印象ですが、Docker や 仮想 Windows はまだ動かないと思っている方はいらっしゃるかもしれません。

しかし、現在ではこの辺りのボトルネックは大体解消されているので、次の章で現状を解説いたします。

解消されたボトルネック

仮想Windows

ブラウザ動作確認などで欠かせない仮想Windowsですが現在は簡単に導入できます。

私は Parallels Desktop を使っていますが、Arm版の Windows は M1 Mac で動きます。

以前は Microsoftのサイトから  Windows 11 on ARM Insider Preview をDLする必要があったりと手間でしたが、バージョン17.1.1よりParallels のインストールアシスタントから Windows 11 を簡単にインストールすることができるようになりました。

インストールアシスタントの新しいオプションにより、Apple M1 チップを搭載する Mac における Windows 11 のダウンロードとインストールがシンプルになりました。

Parallels Desktop 17 の概要
インストールアシスタント

選択するだけでインストールが完了します。
そして M1 Mac のバワーでとても高速に動きます。

注意したいところが今まで使ったいた Intel 版の仮想 Windows のイメージはそのまま使うことはできないという点です。Arm 版の Windows を新規に構築する必要があります。

私はブラウザ検証くらいしか使っていなかったので数個のソフトをイントールすれば良かったので新規構築でもそこまで問題なかったです。

検証が捗っています。

Docker

Docker for Mac は M1 Mac で問題なく動作します。(速度は置いておいて)
ネックになるのは使っているイメージがARM64版ではない場合です。

対応するイメージも増えてきており、イメージのアップデートや ARM版に書き換えるとこで動作することがほとんどになった印象です。

私も MySQL が Intel イメージで立ち上がらないなどありましたが、対応するイメージに docker-compose..yml を書き換えれば動作することができました。

また、Docker for Mac は遅いと言われてきましたが、設定で新ファイルシステムの VirtioFS を使うことでパフォーマンスの向上ができるとのことです。

Docker for Mac の実験的な機能の設定画面

こちらはまだ実験的な機能ということで、私もオンにしてみましたが一部のデータベースのインポートがうまくいかなかったので現在はオフにしています。

Node.js

Node.js は v14.17.0 以上で M1 に対応しています。
現在 Node.js の LTS は16なので新規プロジェクトは問題ないでしょう。

v14以下の古いプロジェクトなどは可能であれば v14 にアップデートすればM1対応できますが、Rosetta を使いターミナルを起動し Node のバージョン管理ツールをインストールすればそれ以下のバージョンもインストールは可能です。ただしエミュレータ上で動くので速度は期待してはいけないです。

ちなみに私のバージョン管理ツールで Volta を使っていますが M1 + Rust で本当に爆速でインストールが終わって快適です。

Adobe

Adobeは 2021年中にほとんどのアプリが M1 にネイティブ対応しています。

アドビのアプリは M1 チップのコンピューターで動作しますか?

おわりに

やっと M1 Mac を使っても問題なくなったと思います。

現在、弊社では私を含め3名が貸与PCが M1 Mac になりました。
使用年数などで順次買い替えになりますがもう悩まず M1 Mac を選択していきます。

エンジニアもデザイナーも、もう M1 Mac でいいと思う。

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投稿者 Morita Sou

フロントエンドグループチームマネージャー。
適切な技術提案やプロジェクトを円滑に進めるコミュニケーションを心掛けています。
CMS構築や開発環境の構築・最適化などを得意としています。チームビルティングと採用と開発環境を快適にすることにいつも燃えています。