BackstopJSにPlaywrightが追加!SafariやFirefoxでもVRTしよう
はじめに
こんにちは。フロントエンドエンジニアの kimizuy です。
BackstopJS とは VRT テストライブラリです。バージョン 6.0.1 でブラウザ操作エンジンの選択肢として Puppeteer に次いで Playwright が加わりました!本記事では BackstopJS と Playwright を組み合わせた使い方を紹介します。
前提
- VRT: Visual Regression Test(画像回帰テスト)の略。スナップショットテストのひとつで、実際にブラウザに表示したときの見た目を画像で比較し、その差分を検出すること
- Puppeteer: Chrome ブラウザをヘッドレスで操作できる Node.js ライブラリ
- Playwright: Puppeteer と同じブラウザを操作できるライブラリ。大きな違いとして操作できるブラウザが Chrome だけでなく Safari や Firefox も対象とする。BackstopJS ではブラウザ画面のスクリーンショットを撮るためのブラウザ操作エンジンとして使う
弊社のメンバーが「BackstopJSで行うビジュアルリグレッションテスト」で BackstopJS の導入方法について既に書いています。なじみのない方はこちらの記事も併せて参考にしてください。
BackstopJS と Playwright を組み合わせた使い方
backstop.json
で以下のように設定します。
...
"onBeforeScript": "playwright/onBefore.js",
"onReadyScript": "playwright/onReady.js",
...
"engine": "playwright"
...
"engineOptions": {
"browser": "chromium",
"storageState": "/path/to/cookies-and-local-storage-file.json"
}
...
以下で操作するブラウザを切り替えることができます。chromium
や firefox
、webkit
(Safari 向け)を指定します。
"browser": "chromium",
参考: https://github.com/garris/BackstopJS#playwright
ちなみに、指定を間違えて実行すると以下のようなエラーになります。
Unsupported playwright browser "FOO"
おわりに
最近は React フレームワークをメジャーバージョンアップするタスクで BackstopJS が活躍しました。BackstopJS によってページ数が多いプロジェクトで壊れたページがないかさっと確認できます。「テストがまだないプロジェクトだけど見た目だけでも崩れやエラーがないか確認したい!」というときに BackstopJS は簡単に試せておすすめです。
以上、お読みいただきありがとうございました。
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