チーム開発の中でボトルネックにならないふるまいを考える
こんにちは、 Gaji-Labo 横田です。Gaji-Labo はスタートアップや事業会社のお客様と一緒にチームの一員として開発に参加させていただき、チーム開発を行います。
チーム開発をする上で大事にしたいことのひとつに、チームのボトルネックにならないふるまいをするというのがあると思います。今日はボトルネックにならないふるまいについて個人的に考えていることを書いてみます。
チームのかたちはプロジェクトごとに異なる
チームなので当然複数のメンバーが存在しますし、エンジニア以外にも社内外でさまざまな他職種と協働することが多いです。プロジェクトへのコミットの比重もメンバーによって異なりますし、毎回リアルタイムでコミュニケーションできるわけでもありません。
そのようなチームの中でボトルネックにならないようにふるまうには、以下のような行動が最低限必要かなと思います。
- 仕様やルールといった前提条件やプロジェクトの背景を理解する
- アサインされたタスクの粒度を適切に分割する
- ひとつひとつのタスクにかかる工数を見積もる
- レビュアーにレビューしてもらう時間や、レビュー後のフィードバック対応時間を見積もる
- 〆切からかかる工数を逆算してスケジュールをひく
- 自分だけでタスクが完結しない時は、誰にいつまでに何をしてほしいのか明示する
- タスクについて自分が理解したこと、メンバーに理解してほしいことを明示する
- 着手してみてハマったり想定外のことが起きた時、どうすればリカバー可能か、何に影響が起こるか想定しておく
- 周りにアラートをあげやすくするために、途中経過の作業を可視化する
- 想定や認識の齟齬を減らすためのコミュニケーションや相談をていねいに行う
これらの行動は、タスクへの理解とチームメンバーとのコミュニケーションの2つにざっくり分けられるかなと思います。自分のタスクだけでプロジェクトが完結するのではなく、さまざまなメンバーが同時に関わるので、プロジェクトにおける自分のタスクの優先度や、何のためのタスクかを適切に把握することが大事です。そしてチームの次の工程を担うメンバーが理解しやすい形にして速やかに渡すという、ボトルネックにならないふるまいを繰り返していくことで、プロジェクトの先々を考慮した動きができるようになりますね。
どうふるまえばプロジェクトが自分由来で止まることなく、前に進むのか。それが安心して任せていただき事業に貢献できるかにつながるひとつの道筋だと思います。