【デザイナー座談会 中編】デザインチームのデザイナーって?
Gaji-Laboの社内やカルチャーについてお伝えするため、座談会を開催して記事にしてみようという試みシリーズ。
引き続き、Gaji-Laboで働くデザインチーム 4人が集まった座談会をお届けします。
今回はデザインチームの働き方や一緒に働きたいデザイナー像についても話していますので、ぜひ読んでみてください。
話している人
yamagishi
主にサービスデザイン案件や新規事業・スタートアップ案件を担当し、サービスデザイナー/プロセスファシリテーターとしてビジネスとデザインが密接な領域で活動。柔軟なプロセス設計を持ち味にして、チームの成果と成長に貢献しています。社内ではメンバーが健康に働ける環境の整備やひとりひとりの成長のためのしくみづくりなどを担当。おいしいコーヒーを買ってくる担当もやってます☕
yagi
広告デザイン会社にてグラフィックデザインとWebデザイン制作、ブランディング等を経験し、Web制作会社にてWebに特化したデザイナーとしてさらに深め、独立。現在はコーポレートやブランドサイトの制作を中心にUI、グラフィック、イラストレーション制作などを行なっています。文脈や仕組みから紐解いて、ビジュアルアプローチへ結びつけるデザインが得意です。
imanishi
UIデザイングループリード。
制作会社でプロモーションサイトや広告のデザイン制作、受託開発会社にてサービスのUIデザインを経験し、Gaji-Laboに参加。ユーザーが使いやすいインターフェースデザインづくりと、フロントエンドで実現するUIデザインの橋渡しについて考えます。実際にインターフェースを試したりフィクションの世界のUIにヒントをえたりしながら、心地よく使えるデザインを考えるのが好き。
mizusawa
UIデザイナー。
サインデザインに携わった後、Web制作会社にてWebディレクターを経験。その後UI/UX設計に関心を持ち、事業会社や受託会社でUIデザインを担当。ユーザーにとって心地よい設計を考えていきます。Figmaが好き。
リモートのコミュニケーションについて
mizusawaコミュニケーションでの連携について工夫していることはありますか?
動いている時間帯が違うことやお互いの行き来のためになることとか。
imanishiまずやったことを残さなきゃならない場合は、 Slack にログを残す方法がありますね。
あとは宣言する。
mizusawaああ、前もって。
imanishi宣言すると、自分でも「よし宣言したからやるぞ」という気持ちになります。
mizusawa yagi さんはいかがですか? 私と今一緒に案件で動いてくださっていますが、私の進め方とかもっとこうして欲しいとかもあれば。
yamagishi今ここで? ぜひ聞きたいところですね(笑)。
yagiむしろなんか私が今めちゃくちゃなので、本当すみませんっていう気持ちばっかりですね。とにかく子供が全ての中心になっちゃってるんで、その隙間を素早く使う。
夜中とかにメンションを飛ばして、本当に申し訳ないなって思ってるんですけど。
mizusawaあ、全然全然、そこは。
yagi各自通知でコントロールすると一度聞いたので、もうじゃあ心おきなくって。
yamagishiそこはデザイナーに限らずGaji-Labo の方針で、通知は気にせずいつでもすぐ連絡しようっていう。もし通知を飛ばして欲しくない時間帯があったら、通知を受け取る側がそれをコントロールするというのがうちのポリシーなんですよ。
飛ばないと困る通知だってあるわけじゃないですか。もう今出たことは今報告、今共有みたいな。そういうふうにしたいなと。共有・報告は早い方が良いことが多いので
勘所がまだ掴めない人にとっては、今じゃないっていうのと今だろうっていうところが、たぶん難しいんだろうと思うけど。
imanishi連絡の通知を見るのに慣れてない場合は、まず通知は出している方がいいかもですね。そこから調整していけばいい。
yamagishiだから yagi さんのように遠慮せず、ガンガン言ってくれるのはありがたいし、もしまだ遠慮してるとしたらもっとガンガン言ってくれて構わない。
yagiもちろんね、その内容にもよると思うんですけど。でも、そういうふうに社内で明言されていると出しやすいから、それはいいなやりやすいなって思ってますね。
yamagishiおうちで仕事してて、おうちにお子さんがいるのも当たり前じゃんみたいな。今できないのは当たり前だから。
時間が噛み合わないかもしれないけど、できるときに連絡くれるありがたいじゃんみたいな。そういう形でいいじゃないですか。
デザインを教えることについて
デザインを教えることについてどう思っているか
mizusawaデザインの仕事って、教えるの結構難しくないですか? 事務の仕事を教えるとかだったら想像できるんですけど、クリエイティブに関して教えるのは難しいなって個人的に思います。そのあたりはどう思われてますか?
imanishi私は、指導しすぎるのはよくないなと思ってるんですよ。クリエイティブな面で言うと、本人の良さを潰さない方向で良くするっていうことだけは考えていて。指導する側が自分のやり方に相手を染めるのは違うので。
yamagishiこの間、imanishi さんと話した時にも言ってたよね? フィードバックとかレビューってムズいよねって。
imanishiレビューの中で譲れない点はあるんですよ。あのこれだけは外さないでねみたいなところ。
あと、あんまり口を出しすぎても、という。本人に気づきを持ってもらう方向に話ができればいいなあと、思ってるんですけどね。
yamagishiそこを教えるのは難しいよね。
imanishi本人の気付きでやってもらうのが、一番伸びると思うんですよ。
yamagishiそうね。でも気づかせ方が下手だとただ放置してるみたいな状態なっちゃうから、どこまで働きかけるとどう気づいてくれるのかみたいなところで、手がかかる・かからないはあるよね。正直ね。
imanishi本人を潰さないのはもちろんっていう感じなんですけど。
yamagishiフロントエンドでもデザインでも、意外と一緒なんだよね、アウトプットが違うだけで。フロントエンドでコード書くのは、デザインのビジュアルよりは正解と不正解がわかりやすい世界ではあるかもしれないけど。そんなに、大きくは変わんなくて。だから Gaji-Labo のレビューの仕方みたいなものは、たぶん、どこかで共通点はある。
まだその若手を入れて育てていく試みが始まったのが、ここ1、2年のことで、まだそこまで洗練されてなくて。一緒に成長させてきている感じですね。その辺は若手の人たちに助けられて、私たちも勉強中ですね。
デザインレビューされる側としてどう思うか
yamagishimizusawa さんはレビューを受ける側として、デザインを教わることについて、今どう感じているんですか?
mizusawaそうですね。デザインレビューを受ける側の姿勢や心構え的な話をブログにも書いたんですよね(デザインレビューをもらうときの心構え)
いろいろと指摘いただいていて。デザインのレビューって、前提の情報を相手に渡さないと、相手が困っちゃうっていう状況が今はわかります。最初の頃は「これを見て欲しいんです」とただ見せるだけだったので、相手から「何を確認したらいいの?」「これ見ただけじゃわかんないよね」と言われてしまって。今なら確かにそうなるよなあと思っています。
yamagishiじゃあ、そのあたりをめちゃくちゃ吸収したよね。最初の頃と今と全然違うよね、捉え方がね。
この人は吸収する人だなっていう認識だと、わりかし放置まで行かないけど、要所要所のレビューだけでそんなに手をかけずに見守っているみたいなところがある。
mizusawaそうじゃない人は大変じゃないかなと。タイミングが合わないこともあると思うんです。なので私は最初の頃めちゃくちゃやってましたね。渡したら伝わるんじゃないかな、という考えが結構あったかなと。
yamagishi(最近 mizusawa と案件で一緒に動いている)yagi さんはどうですか? mizusawa さんへのレビューはどんな感じですか?
yagiまあ、私もレビューしてもらってる立場ですね(笑)。お互いにレビューいただいてって。
yamagishi相互レビューっていうのがいいんだよね。
yagi文章にする力っていうのがすごく高いので、こう、どこをどう見てほしいとか。私も書いて送ったのを咀嚼する能力みたいなのが鍛えられます。こっちも安心してレビューできて、面白いですね。
yamagishiすごい褒められてるじゃん? 大丈夫か、後が怖いぞ(笑)。
yagi私も成長させてもらっていると思っているので。ここを見て欲しいんだなみたいな。その伝え方もよくわかってるし。
あの私、こうちょいちょい対面会いたいみたいなことを言っちゃうんですけど、実際会って仕事をしたら、これ以上ものが返って来そうだなみたいな期待を感じます。
UIデザイナー募集で求める人物像
mizusawa現在デザイナー募集しているんですが、どんな人を採用したいですか? やっぱり Gaji-Labo のカルチャーにマッチする人が良いのかなと思ったんですけど、それってどんな人なのか考えていました。
yamagishi逆に、mizusawa さんはどんな人だと思いますか? 自分の後輩にあたる人が入ってくるとしたら、それってどんな人なんだと思います?
mizusawaなるほど。うーん……。
yamagishiimanishi さんとか yagi さんが先に答える前に、先にね、聞いてみたい。
mizusawa後輩にもいろいろありますが、相手に対する気遣いですかね。社内のメンバーもそうですけど、クライアントにももちろんそうですけど、やっぱり気遣いがある人の方が入ってだんだん馴染みやすくなるのかなって、思っていましたね。リモートというのもありますし。
デザイナーなので気遣いがあった方が、いろいろ汲み取る能力もあるといいのかなという想像で。ちょっと抽象的かもしれないですが。どうですかね?
imanishiそうですね、今会社としてはミドルクラスのデザイナーさんが欲しいというのはあります。ここであんまり即戦力とか言いたくないんですが、うちのやり方に共感してやってくれるっていうデザイナーさんがまず欲しいって言うのがありますね。Gaji-Labo のスタイルを理解して、そのやり方に価値を感じて一緒に走ってもらえる人であるのが大事かなと思います。
あと、うちでやっている UIデザインが Webデザインとは違ったものになってきつつあって。UIデザインの専門性はあると嬉しいですね。
mizusawayagi さんはどういう人に入って欲しいですか?
yagiうーん、なんかこうしたいとはちょっと違うかもしれないけど。割とグイグイガンガン突っ込んでしゃべるタイプのデザイナーさんって Gaji-Labo にいないなと思って。私もしゃべりはするけど、あんまりこうガンガン突っ込んでいくタイプではないと自分では思っていて。
若さがあって、「これどうなんでしょうね」とか、そういうふうにすごい向かってくる人が入ったらどうなる、何が起こるんだろうと思いますね。
エネルギーをすごい持ってる人とか。 悪い意味じゃなくて、自分で勝手に色んなことやっちゃったり、研究したりとか。
imanishi積極性があるとか、そっちの方面ですよね。バリバリタイプかな。
yagi「それ今なにやってるの?教えて!」みたいな。面白そう。どんな化学変化が起きるかなとかって、ちょっと想像したりはしてますね。
まとめ
デザイナーの座談会、いかがだったでしょうか?
デザイナー間のコミュニケーションやレビュー文化、UIデザイナーで求めている人の姿についてお話しました。
もしこんなお話聞いてみたい/こんな内容について話してほしい、などあれば、お気軽にお題のリクエストをお寄せください!
次回は、デザイナーから見た Gaji-Laboの特徴や文化・雰囲気についてお送りします。
Gaji-Laboでは、UIデザイナーを募集しています
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