スピード優先で仕事をするときに気をつけていること
フロントエンドエンジニアの茶木です。
スタートアップ支援をしている Gaji-Labo では、チームワークを大切にした丁寧な仕事を心がけています。
しかし、仕事にはさまざまな状況があります。 場合によってはスピードを優先するために不確実な選択をしたり、ラフに進めた方が良い場合もあります。
得られる結果を最大化するための選択なので、最終的にはチームメンバーにも理解してもらえるはずなのですが、瞬間瞬間ではびっくりさせてしまうことがあるかもしれません。
開発において、最終的なゴールのため、道中では不確実な選択をしたり、ラフに進めることもあります。確実性やクオリティは速度とトレードオフの関係にあるためです。これはスピードを優先することで最終的な効果を大きくしようとするためです。
スピードを優先するとき、関係者へどうケアしたら良いのか。 社内の意見交換や試行錯誤などを経つつ、現時点での個人的な考えをまとめました。
(こうしたらいいよ、というフィードバックを SNS などでいただけますと嬉しいです)
不確実性を許容しスピードをとるとき
作業前のプランニングは手戻りを防ぎ、結果作業時間を短縮しスピードに貢献します。
しかし、プランニングには限界もあります。ある程度以上は考慮してもあまり作業の確実度は上がらず、考慮に時間をかければかけるほど、状況が変わってやりなおしになるリスクが増えることもあります。
そのため、ある程度、不確実なまま走ってみるしかない状況というのは生まれます。
重要なのは、失敗した場合の結果がどうなるのかをいくつも想定しておくことです。失敗したときにめちゃくちゃな転び方をして大怪我しないようにします。経験的な視点ではこの想定の引き出しを増やすのも重要です。
リスクを共有しておく
失敗したら影響がある関係先にリスクがある選択をする旨を共有しておきます。事前に共有しておけば、失敗したときでも「織り込み済み」とびっくりされないです。また、失敗しないこともあるので、カジュアルに「50%くらいの確率でうまくいかないかも」と失敗確率を伝えておくのも良いと思います。
スピードをとりラフに進めるとき
クオリティとスピードのトレードオフの調整は、相手や状況で変わり一通りにはいきません。フィードバックをもらってセンスを磨く必要がありそうです。
ラフな提出物
踏まえて、スピードを優先しラフなものを提出したときは、「この粗さで大丈夫でしたか?」とフィードバックをもらうようにし、その相手とのプロトコルを見つけるように努めます。
ラフな相談
相談内容が詰めきれていないまま相談するのも良いと思います。粗めに相談するときのコツは、相手にまとまっていない状態である前提を伝えつつ、得たい成果がなんであるのかだけはしっかり伝えることだと思います。
開発は地形を変える砂丘の中を走るようなもの
中身を届けることを忘れてはいけないという趣旨で「宅配トラックが速度を追い求め、荷物を載せずに配達先についたら本末転倒だ」という例え話があります。
一方で、Web開発のような仕事は舗装路というよりも、進むにつれ形が変わる砂丘のような地形を走っているようなもので、状況によっては丁寧さよりも、ラフでもスピードを優先した方が良い場合があります。
Gaji-Labo は、スタートアップのチームメンバーとして成長を支えることが仕事です。ラフに進めることやスピード優先することで最終的に求める価値(アウトカム)が最大化するのであれば、迷わずそちらを選択します。 ただ、そのラフさやスピード優先の選択がチームワークを壊さないように、この記事に書いたようなチームメンバーとのコミュニケーションを心かげていきたいと思います。
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