機能ではなく価値をユーザーに届けるチームでいるためのGaji-Laboスタイル集


先日、カルチャーデッキのブログを書きました。カルチャーデッキに加え、Gaji-Laboには普段のマインドセットの指針になるようなスタイル集もあります。機能ではなく価値をユーザーに届けるチームでいるためのGaji-Laboスタイル集は現在第1版 ver1.0.0 として社内で活用されています。

◆機能ではなく価値をユーザーに届けるチームでいるためのGaji-Laboスタイル集 ver1.0.0

カルチャーデッキはGaji-Laboの哲学や理念を表す存在ですが、Gaji-Laboスタイルはチームとしての人格を表すようなドキュメントです。デザインや開発に向き合う際には、様々な個性のあるメンバーが集まってプロジェクトのためのチームを作りますが、Gaji-Laboのチームはどのチームもこのスタイルに則って判断・行動しよう、という基準のようなものです。

現在のver1.0.0では15項目あります

しないことをまず明言する

行動指針という考え方の中で作られたドキュメントでは「◯◯しよう」という言い回しが使われることが多いと思います。Gaji-Laboスタイルは厳密には行動指針ではありません。行動指針のようなもの… ではあることは間違いないのですが、少しニュアンスが違う。

Gaji-Laboスタイルを作った本人たちは「Gaji-Laboスタイルはチームとしての人格を表すようなドキュメント」だと考えていて、どちらかというと矜持のようなものに近いかもしれません。「私たちはこういうことはしないのだ」という宣言とも言えます。

しないことを明言したうえで、大事なポイントと望ましいアクションをセットで置いているのがGaji-Laboらしいところだと思います。スタイルのパターンカードみたいなものですね!

ひとつひとつのスタイルがカードにもなっています

スタイルはチームワークの質に直結する

Gaji-Laboのスタイル集にあるひとつひとつのスタイルは、Gaji-LaboのチームがGaji-Laboのチームであるための大事な要素です。実はもっともっと盛り込みたい項目はたくさんあるのですが、あんまり多くても逆効果… ということで、なんとか15項目に収めた感じではあります。

パターンカードみたいなものと言いましたが、実際パターン・ランゲージ的なものにしたくて作りました。チームメンバー同士の中で繰り返し現れる関係性、クライアントの間で繰り返し現れる関係性、それらひとつひとつがスタイル集の中のどれかにはつながるものとして考えました。

Gaji-Laboのミッションである「Web技術を通じて、新しい選択肢を生み出す顧客の支援をする」、発揮したいバリューである「オーナーシップ」「レジリエンス」「誠実さ」を守るうえで、しないことと目指すことをパターンとして置いています。

これらのパターンを大きく逸脱してGaji-Laboのチームワークの品質は作れない。創業役員は真剣にそう思っていますし、Gaji-Laboのメンバーも同じ思いでスタイルを大事にしてくれています。

だから、このスタイルのひとつひとつを大事にしてもらえない人とは同じ船には乗れないし、Gaji-Laboの仕事の品質を一緒には作っていけない、という意外とガチなドキュメントになっています。Gaji-Laboのドキュメントって、ひとつひとつがかなりガチなのです。ガチであることも自慢の一つですね。

とはいえ、いつも完璧にできているわけではない

思いはガチなのですが、やはり私たちは完璧ではありません。うまくいかないことも多々あります。けれど振り返った時に必ず立ち返る拠り所がGaji-Laboスタイルです。案件のKPTや社内での会話の際にも、Gaji-Laboスタイルが活用されています。

また次の機会に、スタイルのひとつひとつにフォーカスした記事を書いて紹介していきたいと思います!

Gaji-Labo Culture Deck


投稿者 Yamagishi Hitomi

主にサービスデザイン案件や新規事業・スタートアップ案件を担当し、サービスデザイナー/プロセスファシリテーターとしてビジネスとデザインが密接な領域で活動。柔軟なプロセス設計を持ち味にして、チームの成果と成長に貢献しています。社内ではメンバーが健康に働ける環境の整備やひとりひとりの成長のためのしくみづくりなどを担当。おいしいコーヒーを買ってくる担当もやってます☕