Gaji-Laboでは、入社後 1ヶ月間のオンボーディングのほとんどをカルチャーへの理解に充てています


こんにちは、UIデザイナーの水澤です。
今回は Gaji-Labo に入社した後のオンボーディングについてご紹介します。

入社オンボーディングと聞くと、使用ツールのアカウント作成・設定など PC のセットアップをするイメージがあるかもしれませんが、Gaji-Labo ではほとんどの時間をカルチャーの理解のために活用しています。今回はその理由と、実際の取り組みをまとめていきます。

カルチャーを理解してもらう理由

Gaji-Labo では、「カルチャー」は会社の人格と捉えています。
コーポレートサイトに掲載しているカルチャーデッキやその中で紹介している Gaji-Laboスタイル集の内容は、Gaji-Labo のカルチャーを構成する要素のひとつとして価値観や行動指針がまとめられています。

Gaji-Labo Culture Deck

オンボーディングで Gaji-Labo のカルチャーを理解してもらう理由は、カルチャーがそのまま Gaji-Labo が支援するプロダクトチームへの提供価値に直結しているためです。

スタートアップの成長支援をする Gaji-Labo では、スタートアップを支えるためにただ機能を作るのではなく、チームの出力を最大化するための「チームワーク」が必要と考えています(詳しく知りたい方は「スタートアップを「支える側」になる、という選択」をご覧ください)。

新しく入社してくれたメンバーがチームワークを発揮するためのカルチャーを理解し、迷わず行動できる状態を作ることが Gaji-Labo の商品価値を高めることにつながります。そのため、オンボーディングを通じてカルチャーを理解してもらうにはどのようなアプローチが良いか、試行錯誤を繰り返しています。

カルチャーを理解している状態・ゴール

カルチャーの理解とは、具体的にどのような状態になれば達成されたと判断できるでしょうか。現時点では以下の状態をゴールに定めています。

  • 実務としてプロダクトチームの支援に入ったとき、Gaji-Labo スタイルを実践できているか自己点検できる
  • Gaji-Labo スタイルをもとに、どう行動したらいいか判断できる
  • Gaji-Labo スタイルに沿った行動を実行し、Gaji-Labo の提供価値を届けられる

カルチャーフィットに必要な理解・咀嚼・解釈の 3ステップ

カルチャーを理解してもらうために必要なプロセスとして、Gaji-Laboスタイル集をひとつずつ順番に読み進めています。ひとつのスタイルに対して理解・解釈・咀嚼のステップを踏んでもらい、それができたら次のスタイルも同様に進む形です。

理解のステップ
まずは Gaji-Laboスタイルのドキュメントを読んで、書かれていることを文章そのままに受け取ってもらいます。

咀嚼のステップ
Gaji-Laboスタイルを実践してプロダクトチームを支援している既存メンバーから話を聞いたり、それについて会話をしていきます。スタイルが具体的な自分の行動や考え方にどのようにつながったかを聞き、入社したメンバーは自身の経験と照らし合わせながら理解を深めていきます。

解釈のステップ
Gaji-Laboスタイルに書かれている個別の内容について、「このスタイルを実践するには、この状況ではこんなふうに思考・行動したら良さそう」とイメージできる状態を目指します。ただ頭の中に記憶しているだけだと、実際の業務でチームワークを発揮すべきときに発言や行動にうつすことができないため、しっかりと自分なりの解釈を持って実践できるようにするステップです。

このような理解・咀嚼・解釈のステップを踏んでもらうことで、支援するプロダクトチームに貢献できる振る舞いを理解することができ、実際の行動に紐付けやすくなります。

終わりに

今回は、Gaji-Labo の入社オンボーディングで取り組んでいるカルチャーへの理解について紹介しました。

Gaji-Labo が価値提供することはもちろん重要ですが、入社してくれたメンバーができる限り不安なく、迷わず自走できる状態を作ることも大事にしています。仕事に取り組む中でどのように行動すべきか迷ったときは、Gaji-Laboスタイル集などのカルチャーに立ち戻ると判断がしやすくなります。

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投稿者 Mizusawa Minami

UIデザイナー。
サインデザインに携わった後、Web制作会社にてWebディレクターを経験。その後UI/UX設計に関心を持ち、事業会社や受託会社でUIデザインを担当。ユーザーにとって心地よい設計を考えていきます。Figmaが好き。